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第43話 夕食は静かに食べましょう…

「悟~今日の夕食は何にするの~」


「なんでお前までいるんだよ…」


俺たちは学校をでたあとに夕食の買い物に来ていた。


「だって悟のご飯が食べたくなっちゃったんだもん…」


「お前の場合いつでもこれるだろ…」


「今日じゃなきゃだめなの!!」


「悟君お母さんたち今日は遅くなるって」


「ん、わかった。奈美さんはなにか食べたいものとかあります?」


「悟君にまかせるよ」


まかせられたなら今日は魚にしよう。


そうときまれば急いで帰りたい…


なんか周りの視線がものすごくいたい…


俺なにもわるいことしてないのに…


「悟君?どうしたの?」


「いや…なんでもない」


それから俺たちは夕飯の買い物をして家に帰る。


「悟~今日の気になる夕食は?」


「お前俺が買ってるところ見てなかったのか?今日は魚が安かったから魚だ」


「え~」


「お前まだ魚嫌いだったのか…」


「だって~」


「だってもなにもない!魚が嫌だったら自分の家で食べろ」


「それは絶対だめ!!」


「なんでそんなにうちがいいんだ?」


「それは…


「悟君~どうしたの~」


リビングから香織の声が聞こえる。


「ほら理沙行くぞ」


「あんたから聞いといて私の答えは全力でスルー!?最悪よ!!」


そう言って理沙はリビングに行ってしまった。


さて俺も行くか…


俺はリビングに行きさっそく料理にとりかかる。


いつもは手伝ってくれる香織も今日は理沙たちと話している。


まあ別にいいんだけどね…寂しくなんかないんだから…


俺は1人で黙々と料理をつくる。




一方女の子達は…


「先輩もしかして悟のことねらってます?」


理沙が威嚇するように奈美に聞く。


「えっ!あの…そんなこと…なくも…ないかな…」


「えー!!先輩もねらってるんですか!?」


「ん?香織ちゃんいま先輩『も』って言った?」


「私先輩に負けませんから」


「私もです!」


「あなたたちもなかなかいい目してるわね…まさか悟君をねらうなんて」


「幼馴染ですから」


「兄妹ですから」


「兄妹はちょっとあぶないんじゃないかなぁ…」


「愛に兄妹なんて関係ありません!!」


「わお!じゃあ私もあなたたちに負けないよ?」


「じゃあまずは悟の席の隣に座る人をきめようかしら」


「あの席はいつも私が座ってるのに!?」


「ふ…いつも座ってるねぇ」


香織がしまった!という顔になる。


「はい香織はいつも座ってるから脱落っと」


「ずるい!」


「じゃあ理沙ちゃんあなたとの一騎打ちね」


「先輩もみとめちゃった!!」


「負けませんよ先輩」


「「じゃんけんポン!!」」




「なんで香織が横に座らないで前に座ってるんだ?」


「いろいろあったんだよ悟君」


「べつに私が隣だっていいでしょ!!」


「それはかまわないが…」


「なんでみんなして俺の口にたべものをもってこようとするんだ?味付けまちがえたかな…」


「そんなことないよ悟君!!すごくおいしいから!」


「奈美さんにそう言ってもらえるとなんだかうれしいです」


「ふにゃあ~」


「奈美さん!?」


奈美さんはなぜか机に突っ伏してしまった。


「これで1人減ったわね」


「ほら悟口あけなさいよ!!私がせっかくあ~んってやってあげてるのに!!」


「悟君…食べて?」


香織が上目づかいで言ってくる。


「うっ…」


俺はそれをつい食べてしまう。


「悟は…悟は私のは食べないで…ヒック…香織のは食べるんだ…」


理沙が泣きそうになる。


「わかったから食べるから!!だから泣くなよ!!」


そう言うと理沙は顔をあげて満面の笑みで俺の口におかずを運ぶ。


結局俺はこいつには弱いんだよな…


理沙の幼馴染としてこいつが泣くと俺もなんか悲しい気持ちになる。


だからこいつには笑っていてもらいたい…



なんか番外編でスピンオフでも書いてみようかなって思いました。


だれのスピンオフがいいかメッセージか感想でかいてもらえたらうれしいです。


べ…別にネタがきれたわけじゃないんだからね!!///←すいません調子にのりました…



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