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第37話 怒り…

俺は1人で帰路に帰っていた。


なぜなら理沙は買いたいものがあるからと言って買い物に行ってしまったから。


香織は…先に帰ってしまった。


「そんなにショックだったのかなぁ…」


俺は家のドアを開ける。


「ただいま~」


返事はない。


俺はリビングに入る。


しかしそこには香織の姿はなかった。


「部屋にいるのかなぁ…」


俺は夕食を作るために冷蔵庫から食材を出す。


俺は夕食をリズムよく作っていく。


夕食が完成した。


いつもならこの時間には香織はリビングにいるはずなのにまだいない。


俺は料理をテーブルに並べて香織が来るのを待つ。


しかし、いつまで経っても香織はおりてこない。


俺は心配になり香りの部屋の扉をノックする。


返事はない…


「香織?入るぞ」


香織はベットのなかで毛布にくるまっていた。


「香織?寝てるのか?」


「こないで…」


「朝のことなら謝るからさ。夕飯にしよ?な?」


「ちがうの、朝のことは関係ないの。あれは私がびっくりしただけだし…」


「なら…」


「いいから悟君はこないで…夕飯はいらない」


「でも…」


「出てって!!」


香織が怒鳴る。


香織が怒鳴るのは珍しい。


「ごめんな。夕飯は部屋の前に置いておくから食べてくれな」


俺はリビングにいく。


香織の部屋の前に夕飯を置いて俺はまたリビングに戻り夕飯にする。


「1人で夕飯ってなんか久しぶりだな」


しかし…


香織はどうしたんだろう…朝のことじゃないとして俺なにか悪いことしたかな…


いくら考えてもわからない…


俺はそれからすることをして眠りについた。



朝…


俺は朝食を食べて学校に行くことにする。


香織は「調子悪い」とだけ言って学校には行かないらしい。


学校につくと哲也が真剣な顔をして俺のもとにきた。


「どうしたんだ?」


「悟、香織ちゃんは?」


「調子が悪いんだって」


「昨日なんかへんじゃなかったか?」


「部屋にずっとこもってた…」


「やっぱりか」


「なんだよやっぱりって!!」


「俺が昨日冗談で言ったファンクラブが香織ちゃんのことをいじめてるかもしれない…」


「なっ…」


「ファンクラブになぜか同棲してることがばれたんだ。いじめてるやつはファンクラブの会長…伊藤沙希」


「伊藤?どこかで聞いたことあるような…って中学一緒で高校に入って告白してきたやつだ」


「そいつの兄貴が暴力団のリーダーらしいからけっして伊藤ってやつは殴るなよ」


哲也は俺がやろうとしようとしたことを注意する。


「じゃあ俺のこの怒りはどうすればいいんだよ」


「まあ待てよ」


「待てるかよ!!俺のせいなんだぞ!?哲也…悪い。今日は学校休む」


「どうする気だよ!!おい!!悟!!」


俺は哲也の声は耳にはいっていなかった。


今はこれを隠していた香織を問い詰めなければいけなかったから。


俺はこのとき悔しかったのかもしれない…


なかなか仲がよくなってきたのに何も話してくれなかったから…


もう何でも話してくれてもいいと思ってたから…


俺は悔しかったのかもしれない…


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