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第33話 結局合宿ってなにやったっけ?

課題のテキストがまるまる一冊残っていたので次の更新は遅れます…


本当にすいません。


でもこれからも『俺があの子と同棲!?』をよろしくおねがいします。

合宿最終日。勉強漬け(?)だった俺たちは当初の名のとおりオリエンテーションを楽しんでいた。


まぁチェックポイントをまわるだけのつまらないイベントだが知らない街を見るというのはなかなかおもしろかった。


「で、結局俺たちこの合宿なにやったっけ…」


チェックポイントを一緒にまわるメンバーはいつもどおりの俺、哲也、理沙、香織だった。


「確かにな…一日目は俺と悟は爆睡。二日目はトランプ。三日目はすこしだけ勉強しようってなったけど結局できず…四日目は前日の夜にテレビで超能力者の特集やっていたから超能力者になろうとか言ってバカやってたし…でいつの間にか最終日…」


「最悪だな俺たち…」


「私たちは一日目に関しては勉強してたもん!!ねっ香織」


「そうだね。悟君たちのほうが勉強してないよ?」


「哲也はわざとCクラスにきたし…俺が一番まずい!?いや…徹夜で勉強したし…」


「あっ…あれチェックポイントじゃない?」


「やっと一つ目かぁ…」


俺たちは歩き始めて30分。やっと一つ目のチェックポイントについた。


「げっ…一つ目からゴリ山…」


俺たちはチェックポイントにつく。


「哲也結局チェックポイントでなにするんだ?」


「俺に聞くなよ…」


「郡山先生どうしたらチェックポイントを通過できるんですか?」


香織が質問する。


「お前らがどれだけ勉強合宿でがんばったかを確かめるため自分たちのクラスのワンランク上の問題を一問だす。それに答えられたら通過だ」


「「「「なにいいいい!?」」」」


「では問題。SiO2(結晶)の生成熱は859KJ/mol,O2(気)の結合エネルギーは494KJ/molである。ケイ素の単体はダイヤモンドに似た結晶として存在し、結晶中の格Si原子は他の4つのSi原子と結合している。このSi結晶を壊し、バラバラのSi原子の状態にするためのエネルギー(格子エネルギー)は368KJ/molである。この場合のSi-Si結合の結合エネルギーは184KJ/molである。 以上を参考にして、Si結晶におけるSi-O結合の結合エネルギーを求めよ。答えは有効数字3桁求め計算過程も示せ」


「なに言ってるんですか?」


俺はつい聞いてしまう。


「問題に決まっているだろう?しっかり合宿で勉強してればできるぞ?」


まずい…できない。


「SiO2の生成熱は、ケイ素の結晶と酸素分子から生成される時のエネルギーです。酸素分子を酸素原子にするには494KJ/molのエネルギーが必要です。ケイ素の結晶をケイ素の原子にするには、368KJ/molのエネルギーが要ります。

SiO2 → Si(結晶)+O2 → Si(結晶)+ 2O → Si(原子)+2O

2酸化ケイ素の結晶からケイ素と酸素の原子状態までのエネルギーはこれで分かりますから、SiO2の持つ結合エネルギーが計算できます。

つまり、上のエネルギーの合計です。

ケイ素と酸素の結合は、ケイ素1つに付き4つありますから、

エネルギーの合計を4で割れば良いわけです。よって答えは430KJ/molです」


「哲也までなに言ってるんだ?」


「正解だ。さあ通れ」


「哲也すごっ!!」


「哲也君さすがね…」


この先も哲也のおかげでらくらくとチェックポイントをクリアしていった。


最後のチェックポイントが終わり俺たちは喫茶店で休んでいた。


「こうゆうときも部活やっとけばよかったって思うなぁ…」


「悟…今部活って言ったか?」


「ん?言ったけど」


「俺の姉ちゃんいただろ?ほら3年の」


「知ってるよ。有名だもん。伝説のスーパー生徒会長」


「えっ!?哲也君ってあの生徒会長の弟なの!?」


「うん。そうだよ」


香織が驚くのも無理はない。


なぜなら哲也の姉、村田遥むらたはるかはなんでもできてしまうスーパー生徒会長だった。


入学当初から定期テストは毎回学年トップ…


学校が潰れそうになっていたのもあの人が生徒会長になってからは安全圏を普通に越えた。


そんな人なのだ。


「姉ちゃんが部活つくりたいって言ってるんだよ」


「うんうん」


「部活の名前は…とにかく適当になにかしようよ部」


「はあ!?」


「まあ正確に言うとなんでも部だな。部活の助っ人からなくしたものを探すことまで全部うけもちたいんだと」


「なんか楽しそうだな…」


「そう言ってくれると信じて入部届けはもうだしてある」


「殴っていいか?」


「まあまあ。基本なにもしない部活だから」


「う~ん…それなら」


「哲也君!!私もその部活入る!!」


「私も」


「わかってるって」


なんかデスノー〇の夜〇月の『計画通り』みたいな顔してんなぁこいつ…


「まあ始まるのは5月中旬らしいから。それまでに姉ちゃんも部員集めしとくってさ。まぁあの人は自分の気に入った人しかいれないだろうけど…」


「そろそろ集合時間じゃない?」


「おっともうそんな時間か。なかなか楽しい合宿だったな」


「確かにね」


「帰りもうちのヘリが迎えにきてくれるから」


「助かる」


「お世話になります」


「おねがいします」


これで俺たちの合宿は終わった。


実際自分は4月7日から高校生なので今回書いた問題の答えが合っているかはわかりません…


間違っていたら指摘してもらえるとうれしいです。

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