第30話 合宿初日からテストってやる気がなくなるよね…
「ふふ…ふふふ」
「悟…そろそろ笑うのやめろよ…」
「だってさ…ふふ」
合宿場にはやくついた俺たちは合宿場の近くのファミレスにいた。
「合宿始まるまでにはなおしとけよ」
「わかってる」
「さてそろそろいこっか」
「そうだね。もう時間的にもちょうどいいと思うよ」
香織はキスのあとはすこし顔が赤かったがもういまでは大丈夫なようだ。
そして俺はあのあとから笑いがとまらない…
俺たちは歩いて合宿場まで行く。
「おっ結構集まってるな」
2学年の生徒の半分くらいはもう集まっていた。
「ってゆうかこの合宿ってなにやんだろうな」
「あれ?哲也なら気がついてると思ったんだけど…」
「えっ?」
「持ち物からして勉強合宿だろ。一週間も勉強しないような高校じゃねえだろ?」
「なにいいいいいいいいいい!!!!」
「気がつかなかったのか…」
「教師に俺はだまされてたのか…」
「まぁそうなるな」
「くそっ…結構楽しみにしてたのに…」
「俺も結構楽しみにしてたんだよな…」
「「はぁ…」」
「な~に辛気臭いため息なんかしちゃってるのよ」
「理沙…お前元気だな…」
「だって合宿よ?楽しみに決まってるじゃない」
「理沙…俺たちの話聞いてた?」
「話?」
「この合宿は勉強合宿かもしれないってこと」
「えええええええ!!!!」
「「「はぁ…」」」
『学級委員は各クラスの点呼をしろ!!』
生徒指導のゴリ山が拡声器をつかって命令をだす。
10分後…
『よーし!!全員集まってるな!!関心関心。早速だがお前らに謝らなくちゃいけないことがある』
やっぱり予想は当たりか?
『この合宿はオリエンテーション合宿ではない!!』
「「「なにいいいいいいいいい!?」」」
『この合宿は地獄の勉強合宿だ』
「「「はあああああああああああ!?」」」
『そしてさっそくクラス分けテストだ』
「「「のおおおおおおおおおおお!!」」」
生徒達は全員叫んでいた。
『勉強の出来る順にクラスを分けてく。クラスごとにテスト開始!!』
それから俺たちの地獄の勉強合宿が始まった。
そして俺たちの戦いも始まった。