第28話 差別はないって言われてるのにお金持ちと貧乏は差別と言わないのか…?
意外にはやく課題が終ったのでまた掲載です。
「さて…香織ー行くぞー」
「待って~」
朝6時30分俺たちは哲也の家に行くため家をでるところだった。
「父さん母さん絶対に自分たちで料理しようなんて思うなよ」
「大丈夫だ。もうあんな目にはあいたくないからな。ハッハッハッ!!」
「母さんも大丈夫よ~」
「じゃあ香織」
「うん」
「「いってきます!!」」
俺と香織は家をでた。
そこで俺たちは立ち止まる。
なぜなら…
「お待ちしておりました。悟様、香織様」
「「へっ?」」
そこにはリムジンがあり、哲也の家の執事がいた。
「哲也お坊ちゃまの命によりお迎えにあがらせてもらいました」
「は…はあ…」
「では行きましょう」
悟君乗っちゃっていいの?と香織が目でうったえてくる。
いいんじゃないか?と俺も目でかえす。
「じゃあお言葉に甘えて…」
そう言って俺と香織は車に乗り込んだ。
10分ほどたち哲也の家について俺たちはまた立ち止まってしまう。
「す…すごいね悟君…」
「すごいのレベルじゃねえ…またレベルアップしてる…」
「悟!!香織ちゃん!!」
おくから哲也が手を振りながらやってくる。
「哲也…また家大きくなってねえか?」
「ちょっとね」
「ちょっとじゃねえだろ!!」
「あっ!ほら理沙ちゃんもきたよ」
哲也が俺の後ろを指差して言ってくる。
「理沙?どうしたんだ?その髪…」
「寝坊した…」
そう答えた理沙の髪型は寝癖ですごいことになっていた。
「あ~あ。あとで車のなかでなおしてやるから」
「う~」
「じゃあみんな行こうか」
そう言って哲也が指差したのはヘリコプター…
「「「は?」」」
「はやくついたほうが遊べるでしょ?みんなはやく乗って」
俺たちは哲也にうながされるままヘリコプターに乗り込む。
「じゃあ行くよ。だして」
哲也がそう言うとヘリコプターはどんどん高度をあげていく。
「すぐつくはずだから」
「哲也…村田グループすごいな…」
「いま軌道にのれてるからね」
「ほら理沙髪」
「う~」
理沙は俺に言われるがまま髪をだしてくる。
「理沙また髪伸びたか?」
髪をとかしてやりながら理沙にたずねる。
「ちょっとだけね」
「髪はやっぱりきらないのか?」
「うん…」
理沙は中学生の頃に先輩に髪の毛を無理やりきられその拍子に頭から血をながしてしまった。
それからは先輩への反抗かそれとも髪の毛を切るのが怖いのか髪の毛をきっていない。
まぁたまに理沙に気がつかれないように先っぽだけをきっているのだが…
寝癖をなおしているときに香織が悟を見ていたのを悟は気づいてない。
「はい寝癖なおったぞ」
「ありがとう…」
そこで俺は気がつく。
そういえば…俺理沙に告白されたんだよな…
わすれてた…
そのことで結構悩んでたんだけど忘れるなんて…
「どうかした?悟」
理沙が上目づかいで聞いてくる。
正直俺はこの上目づかいをやめてもらいたい。
なぜなら上目づかいのたびにドキッとしてしまうからだ。
理沙は普通に接してくるし、まあいっか。
「なんでもないよ」
「見えてきたぞ」
哲也が言ってくる。
「「「もう!?」」」
俺たちは声をそろえて言う。
始まる…
予想が当たっていれば地獄の勉強合宿が…
その前にしっかり遊ぼうと悟は心に誓った。
基本1日に1話更新すればいいと思っているので今日は多分これでおしまいです。
明日もよろしくおねがいします。