表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/137

第27話 合宿♪合宿♪って浮かれられたのも前日まで

時間がありそうなので掲載です

合宿前日


「ええと持ち物はこれでいいんだよな…」


「私も大丈夫だよ」


「で?明日は何時集合だっけ?」


「ええと…たしか7時に村田君の家だったよね」


「そうだった。集合場所があんなとこじゃなければ哲也にも迷惑かけなかったのに…」




あの日のHRでしおりに目を通していると大変な事実に気が付いた…


「集合場所が長野!?」


香織もそれに気が付いたらしく俺の机にやってくる。


「悟君これどうしよっか」


「そうだなぁ…」


「俺の家の車でよかったらいっしょにいかない?」


哲也が話にはいってくる。


「いいのか哲也?」


「べつに大丈夫だって。おーい理沙ちゃん!!」


「なに?」


理沙も俺の机にやってくる。


「いっしょに合宿の集合場所までいかない?俺の家の車で」


「ほんと!?ありがとう!!」


それから香織のほうを向き


「あんたは私のライバルだからね!!」


「は?」


俺は唖然としてしまう。


なに言ってるんだこいつ?


「絶対に負けません!!」


「香織ものっちゃったよ!!」


「うん。いい返事だわ。あんたとは仲良くなれそう」


「よろしくおねがいします!!」


「(なあ哲也…あれは一体なんなんだ?)」


俺は哲也に小声で話す。


「(女の戦いと友情だよ)」


「(なに言ってんだお前…?)」


「(気にするな。いずれわかるさ)で?俺たちの集合時間はどうする?」


「ええと、たしかしおりには夕方の6時までにつけばいいってかいてあるから…」


理沙がしおりを確認しながら言う。


「早く行ってあっちで遊ぶってのもありだよな」


「それいいね!!」


「じゃあ7時に俺の家にこいよ」


「「「了解!!」」」


俺らはそれで意見がまとまった。




「結局オリエンテーション合宿ってなにやるんだろうな?」


俺は荷物を玄関に置きながら香織にきく。


「普通一年生のときにやるよね…」


「オリエンテーションって書いてあるのに持ち物はそこまでないし…」


「筆記用具はすっごく太字で書いてあるよね…」


そこで俺と香織の頭に浮かぶものがあった。


「もしかして…」


「悟君も?」


香織のこの反応からして考えは同じだろう…


「俺たちはだまされてるんじゃ…」


「そもそも授業をまるまる一週間もつぶすのがおかしかったんだよね…」


「「これ勉強合宿だ!!」」


「俺結構楽しみにしてたのに!!」


「私もみんなともっと仲良くなれるって思ってたのに!!」


「「はぁ…」」


「まぁ明日楽しむしかないな…」


「そうだね…」


俺たちはふらふらしながらもなんとかベットに入り眠りについた…


教師が生徒だましてどうするんだよ…


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ