第26話 好きな子に看病してもらえるなら熱もうれしいよね
昨日は掲載できなくてすいませんでした…
今日はすこし課題をやらなきゃいけないのでひとつしか掲載できません…
でも明日にはちゃんと掲載しますのでどうか『俺があの子と同棲!?』をよろしくおねがいします。
「あ~だるい…」
襲おうとして顔が赤いのかと思ったがどうやら本当に熱のようだった。
「熱って暇だよなぁ…香織は冷えぴた貼りに来てからまったくこないし…」
コンコン…
「悟君…大丈夫?」
「香織ぃ~暇で暇でしょうがなっかったんだよ!!」
「も~ちゃんと寝てなきゃだめだよ~。食欲ある?」
香織の手にはおかゆと思われるものがにぎられている。
「香織の作る料理ならなんでも食べれるよ!!」
「そ…そう?」
俺は身体を起こす。
香織はれんげでおかゆをすくいそれを冷まそうとふぅふぅとがんばっている。
あれが俺の口に…
正直どきどきしていた。
香織はれんげを俺にわたさずに口にちかづけてくる。
「あ…あ~ん」
香織は顔を真っ赤にさせてうつむきながら言ってくる。
「えっと…あ~ん?」
俺は口をあける。
香織はそのれんげをすごい勢いで俺の口に突っ込んでくる。
「ガボッ!?ごほっごほっ!!」
「ああ!!悟君!?大丈夫!?」
香織は水を差し出してくる。
俺は水をいっきに飲み干す。
「あ…ありがとう…」
「本当にごめんね!!」
「だ…大丈夫…」
「うぅ…」
香織は泣きそうになっている。
「か…香織?」
「私…ダメだな…悟君のためになることなにもできてないよ…」
「そんなことない!!」
俺はつい怒鳴ってしまう。
なぜなら自分の好きな子が否定されてるから怒鳴ってしまうのもしょうがないだろう…
たとえ否定しているのが香織自身だとしても…
「香織は俺のためになること沢山してくれてるじゃないか!!手伝ってくれたり、俺は香織と一緒にいるだけでもうれしい!!現に今だって看病してくれてるじゃん!!なのに俺のためにならないことなんて…」
ふらっ…
あれ?
世界が傾く?
香織が焦った顔をしてる…
パタン…
自分が倒れたと気がつくのに相当な時間を必要とした。
はは…ちょっと熱くなりすぎちゃったかな…
だんだん意識が遠退いて…
それから俺は病院に運ばれた。
熱は40℃を越えていてかなりまずい状態だったらしい。
しかしその熱も一晩でなぜか下がり次の日の学校は普通に登校できていた。
「はい!HR始めるわよ~」
担任(独身)が入ってきてHRが始まる。
「じゃあまずは合宿のしおり配るからみんな目通してね~」
合宿?
そんなこと言っていた気もするがこんなに早く?
「合宿は来週の月曜からね~みんな楽しみにねっ」
連絡がいきなりすぎると思うのは俺だけなのだろうか…?
合宿ってそもそもなにやるんだろう…
オリエンテーション合宿…
そこで俺達は大変なことになった…