第20話 結局悟君が萌えるものって?
「う~ん冗談だって言ったけど悟君はなにに萌えるんだろうな…」
香織はしょうもないことを部屋で考えていた。
「やっぱりツインテールとかかな…ためしてみようっと」
香織はストレートの髪を左右で結びツインテールにしてみる。
そして悟の部屋の扉をノックする。
返事を確認して中に入る。
「悟君」
「どうしたの?香織…っておわっ!!」
悟がイスから落ちる。
「どうしてツインテールなんだよ!!あのストレートは一体どこに!?」
「これじゃないか…」
香織はすぐに自室に戻る。
悟が実際心臓をバクバクにしてたのもしらずに…
「やっぱり王道のメイド服なのかなぁ?結構ツインテールも王道だと思ったんだけどなぁ。もしかしてギャップ萌えとかかな!?いや、ここはツンデレで挑戦だ!!」
またも香織は悟の部屋の扉をノックする。
疲れたような返事を聞いてまた入る。
「おっ今度はツインテールじゃないんだな」
「べ…別にさ…悟君のためにしたんじゃないんだからねっ!!」
「は?ツンデレ…?」
「やっぱりはずかしい!!」
香織はすごい勢いで部屋をでていく。
「なんだったんだ…?でも恥ずかしがってる香織も結構かわいかったな…」
香織は部屋に戻り自分を責める。
「ってゆうか…なんで私こんなことしてるんだろう…」
やっと気がつく香織。
「普通の人にはやらないのになぁ…なんか妙に悟君のこと知りたくなっちゃうんだよね…どうしてだろう…?」
香織は考える。
「いっしょに住むからだよねっ」
解決…?
「さ~ってと悟君の部屋でもいこっと」
香織はまた悟の部屋にむかっていった。