第17話 あのロシア料理はなんて名前?
「哲也なにか食べたいものある?」
スーパーで食材選びをしているときに哲也にたずねた。
「ええと…前に食べたあの…なんていうんだっけ?」
「泊まりに来た時のやつだろ?ミートボールみたいな」
「そう!それ!!」
「なあにそれ?」
「ロシアの料理でヨージキ?だったかな」
「私食べたことないな~」
「佐藤も食べれば必ず美味しいって言うはずだよ!!」
「私もたべてみたい!!」
「じゃあそれにするか…確か…合挽き肉と…米はあるよな。パセリに香織、牛乳あったよな?」
「たぶんあったよ」
「じゃああとは玉ねぎとにんじんつかったっけな?トマトピューレ、ローリエ、サワークリームもかわないとな」
「どんなのができるんだろう?」
「まあ悟がつくる料理はなんでもうまいけどな」
「こんなもんだろ。あっ!卵きれてたんだった…卵もいれてっとさっ!はやく会計済まして家に帰ろうぜ」
俺は会計に行く。
「2800円になります」
俺は財布をだそうとするとよこからカードが飛び出す。
「カードで」
「哲也!?別に俺が払うからいいよ」
「今回の料理をリクエストしたのは俺だからな。代わりに料理楽しみにしてるぞ」
「じゃあお言葉にあまえて…」
会計を済まして俺達は帰路についた。