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第〇〇話 『if』

バットエンドがみなさんに不評なのでハッピーエンドなるものを書いてみようと思います。

連載終了してから1年余り……

ちゃんと書けているか不安です。

ちなみに話の時間軸的には2章の第20話から分岐する形です。

これを機にもう一度読んでもらえたら幸いです。

まあ最初のほう本当にひどいんですけどね……

3人称なのか1人称なのかわからないし……

でも書き直す気はありません!キリッ

俺は子供達を父さんに任せて病院に行く。


一体なにがあったんだよ…


帰って来たら香織が倒れてて子供達が泣いてて…


医師が俺のもとにやってくる。


「あの、香織は…?」


俺は医師にたずねる。


医師は暗い顔をする。


なんだよ…


なんでそんな顔するんだよ…


高校生の時みたいに『助かった』って言ってくれよ…


「脳内出血。たぶん目は覚まさないでしょう……」


つまり植物人間になったということだった。


俺は香織が寝ている病室に行く。


そこにはいつもと変わらない様子で寝ている香織の姿。


「なあ、香織?起きないのか?」


俺は香織の寝ているベットの横で膝をつく。


「今日は寝坊か?夏希と優輝が待ってるぞ?早く起きてくれよ……」


「俺だって待ってるんだよ……」


自分でそんな言葉を吐いていて実感がわいてしまう。


香織はもう起きないと。


そして実感がわいた俺の目からは汗がでてしまう。


「暑くて汗までかいちまったよ……」


とまらない。


目から汗がとまらない。


「これは涙なんかじゃないぜ?だって泣いたら本当に香織にもう会えないみたいじゃないか?」


そう言ってもとまらない。


目を瞑っても隙間から汗がこぼれてしまう。


「目、覚ましてくれよ……香織ぃ……」



約2年後。


香織が目を覚まさないで2年がすぎた。


人間の慣れというものは怖くて香織がいない生活も慣れてきてしまった。


俺は毎日香織に会いに行っている。


夏希と優輝も父さんたちに連れられてたまに会いに行ってるらしい。


らしいと言うのは俺が仕事の間父さんたちに預けていてそしてその間に行っているからである。


哲也と理沙もたまに来ているらしい。


そして今日も俺は香織の病室に来ていた。


「明日さ、夏希と優輝の授業参観なんだ。俺、お母さん方にモテモテになったらどうしようか?」


「それは……困るね……」


「そっかー困るかーでも最近一人で……ってことが多いし……って、え?」


「じゃあ帰ったら私が気持ちよくしてあげるね……?」


俺が香織の顔を見るとそこにはぼんやりした香織の笑顔。


「香織?」


「なに?」


「おはよう」


「ん、おはよう」


俺はすぐにナースコールのボタンを押す。


「香織が!香織が目を覚ましました!!」



それからかなりの年月がすぎた。


「夏希が結婚……行かないでくれ夏希ぃぃぃぃぃぃぃ!!」


「悟君うるさいよ!」


「ごめんなさい……」



「優輝も結婚しちゃうなんて……さみしいよ……行かないで!優輝!」


「香織。うるさいぞ?」


「ごめん……」




「悟君……髪だいぶ減ったね……」


「む……香織こそしわ増えたぞ?」


「むぅ……ひどいな」


「死ぬときは俺からでいいかな?」


「な……なに急に?」


「いや、さ。香織に結構泣かされてるなーって思って」


「私だって泣かされてましたよ」


「え?そうだっけ?」


「ええ。毎晩毎晩」


「下ネタじゃん……」


「ぷっ」


「ははっ」


俺たちは笑いあう。


いろいろあった。


そりゃもういろんなことがあった。


でもいまもこうして笑いあえている。


きっとこれから先も笑いあえるだろう。


俺たちは幸せです。




『俺があの子と同棲!?』今度こそ完。

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