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第16話 野球より他の番組が見たい!!

「香織ただいま」


「おかえり悟君」


「俺さ優輝がほしいものわかった気がするんだけど」


「私も」


「バットであってるかな?」


「そうだといいけどね…」


俺は香織とリビングに向かう。


「ただいま2人とも」


「「おかえり」」


「パパ…今日ね幼稚園で…………」


「そんなことがあったのか~」


俺はテレビをつける。


ちょうど野球がやっているので俺は優輝にこれがほしいのか?って聞こうとした。


「父ちゃん!野球よりもドラ●もんがいい!!」


優輝はそう言って俺からリモコンを奪い某猫型ロボットが映っている画面に変わる。


「ま…待つんだ!!俺の未来がかかっているんだ!!」


俺はまた野球に変える。


「優輝はこれが欲しいのか!?」


俺はバットを指差しながら優輝にたずねる。


「そう!!それ!!でもドラえ●んがいい!!」


俺からリモコンを奪いドラ●もんに変える。


「悟君よかったね」


「おう…心配して損した気分だ」


「私も安心したよ。これでもう1人子供つくれるね」


「え…」


「もう1人っ」


「弟か妹…?」


「そうだよ~夏希にもう1人弟か妹ができるんだよ~」


「やった…」


「じゃあ俺にも!?」


「もちろんっ」


「やった!!」


子供たちはよろこぶ。


俺はよろこべないのだが…


あの夜泣きをまた体験するって考えるだけでもう…!!


「さあ悟君。子供たちの期待は裏切れないよ?」


香織は俺に迫ってくる。


「待つんだ香織!!俺はもうあの夜泣きはこりごりだ!!それに家計だって…!!」


「うちは意外に家計は大丈夫だからっ!もう1人くらい養えるよっ!それにお母さん達だって孫がもう1人欲しいだろうしねっ。今夜は寝かせないよ?」


「やっ!やめっ!!」


本当にその日は寝かしてくれなかった…


そのせいで次の日の仕事はかなり辛いものとなった。


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