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第103話 書くことがないと時の流れが速くなるのはしょうがないよね

文化祭が終わり特にやることもなく時は過ぎていった。


あっ…もちろんデートはしたよ?


そして今なにをしてるかというと…


「はあ…部活があればもうすこし話の量増やせたのになぁ…」


俺は呟く。


「そうだよね」


香織も同意してくれる。


「まあ、今はそんなことは置いておこうか」


哲也が苦笑いで言ってくる。


「そうよ。あなたたちの発言なんかギリギリよ?」


理沙の言う通りだ。


確かになんかギリギリだ。


「でもクリスマスダブルデート計画だっけ?なんだよこのネーミングセンスのなさ」


「悪かったわね」


そうかこの名前は理沙が考えたのか。


なら納得だ。


「なに納得だみたいな顔してるのよ」


表情からよまれちゃったよ…


「まずどこに行くか考えないとね」


香織がガイドブックみたいなのを取り出して言う。


「やっぱり東京に出るか?」


哲也が提案する。


「東京か…めんどくさくね?」


「めんどくさがった時点でお前は終わってる…」


「なんでクリスマスパーティーにしないんだ?」


俺は一応聞いてみる。


「あんた考えてもみなさいよ。せっかくどっちも付き合ってるのよ?それにこっちの方が書きやすいじゃない」


理沙…さっき自分で注意してたのに自分もギリギリの発言してるぞ…


「悟君」


「ん?どうした?」


「悟君はどこか行きたいところとかないの?」


「俺か?俺は香織と一緒にいれればそれでいいよ」


俺がそう言うと香織の顔が真っ赤になった。


「見せつけてくれるね~」


哲也と理沙がにやにやしながらみてくる。


「お前らだってこんなんだろ」


「「っ!!」」


「図星かよ…」


「そそそそれよりも、はは早くどこに行くか考えましょ!!」


舌がうまくまわってないぞ…


「やっぱり東京でなにかおいしいものでも食べに行こう!」


哲也が提案する。


「て…哲也…俺のお財布に優しいところで頼む…」


「大丈夫だよ。俺も高校生だから」


「よかった~」


俺は安心する。


「そのくらいちゃんと考えてるって」


哲也が笑いながら言う。


でもなんかベタな展開になると哲也が提案した店が普通に高い店とかなんだよな…


「ファミレスでいいか?」


「クリスマスなのに!?」


哲也が提案したのはファミレスだった。


「て…哲也君それはさすがに…」


理沙が言う。


ってか理沙はまだ哲也のことを君付けで呼んでたのか。


まあ香織も俺のこと君付けだけどな…


それから話し合って少し洒落た店に行くことになった。


「楽しみだねっ」


香織がはしゃいでいる。


「そうだな」


俺も微笑みながら答える。


このときはまだ知らない…


このクリスマスダブルデート計画…いやその名前はやめておこう。


このクリスマスから俺の生活が変わってしまうことを…



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