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第10話 心の整理ってなかなかつきませんよね?

今回は香織視点です。

「いってきます」


「「いってらっしゃい」」


そういって竹中君は家を出ていった。


「竹中さん…どこか1人になれるところありませんか?」


「お父さんでもいいんだぞ?」


「やだもうっ!!」


お母さんすごくうれしそう。


「もう香織ちゃんの部屋は用意してあるよ。2階の一番奥の部屋ね」


「ありがとうございます」


2階に行くとひとつ扉が開いている部屋があった。


「ここ、竹中君の部屋か…きれいにしてある…」


その部屋を後に香織は自分の部屋を目指す。


「きれい…」


その部屋はきれいに片付けられていてつかっていない部屋だとは想像しにくかった。


「なんだろこれ」


部屋に一枚の紙が落ちていた。


「計画表?」


紙の一番上に計画と書かれていた。


それはこの部屋を掃除する順序が書かれていた。


そして一番下には『新しくこの部屋を使う人に気に入ってもらうようにがんばるぞ!!』


「竹中君の字?じゃあこの部屋を掃除してくれたのは竹中君?」


これだけで香織は嬉しい気持ちでいっぱいになった。


そして気づく。


竹中君は新しく来る私たちを受け入れる準備はできていたんだと。


あとは私の覚悟ができれば幸せな生活ができるんだと。


「ばかだな私…変なところで意地はっちゃって」


これだけ…たったこれだけで香織はこの家に住もうと覚悟をきめた。


意地ははらないでありのままの自分で生活しようときめた。


「ただいま~」


したから竹中君の…いや悟君の声が聞こえる。


「おかえりなさ~い!」


私は下にいそいでおりていった。

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