第1話 なんか始業式って早く家出たくなっちゃうよね
まだ始まりなんで内容が掴めないかもしれませんが長く見守ってくれると嬉しいです。
朝、悟はいつもより早く起きた。
まずは顔を洗い髪型をいつもより丁寧にセットする。
そして朝食を作り始める。
「おはよう…」
「おはよう父さん」
だるそうに起きてきたのは悟の父、竹中 一郎
「いつも朝食作らせて悪いな」
「気にしないで父さん。父さんのせいじゃないんだから」
悟の両親は離婚していた。
原因は母の浮気。
それから悟は自分で父と自分の料理を作っていた。
「はい完成」
料理を父の前に差し出す。
「おっ!今日もうまそうだな」
「ありがとう」
「「いただきます」」
悟と父は朝食を食べだす。
「ふん♪ふん♪」
ん?父さんがなんか上機嫌だな…
「父さんなんかあったの?」
「ん?わかるか?」
そりゃ鼻歌なんか歌ってたら誰でもわかるだろ…
「前に話した人ともうすぐ結婚しそうなんだよ」
「よかったね」
父さんは最近仕事場の人と仲がよく、よくその女の人のことを話していた。
父さんが言うにはその人も離婚していて子持ちだとか…
「悟は再婚についてどう思う?」
「俺は父さんが幸せになれればなんでもいいと思うよ」
「そうか。ありがとうな」
「ごちそうさま」
俺は制服に着替えて家を出ようとする。
「もう行くのか?」
「始業式だからね」
「そうか…悟も高校2年生か」
「あっ!弁当そこに置いてあるから。行ってきます」
「気をつけてな」
俺は上機嫌に家を飛び出していった。