第二十一話 『日の光』
ここから完全に最終盤です。あと二、三話くらいで終わります。ここまで本当にありがとうございました!!!
【悪魔が全員集まったからなんだ……!?】
「お前に勝つんだよ!!!」
そう言ってペイモンは折れている月欠を拾った。すると、月欠は何故かみるみるうちに再生していき、すぐに直った。
「手に馴染みますね……月欠!!!」
そう言ってペイモンはサタンに月欠を振りかざした。ギリギリで避けることができたが、背後に立つ誰かにサタンはぶつかった。
「長く世話になったな、サタン……!!!」
そこに立っていたのは怒りに包まれたルシファーだった。そのままサタンは避けられず、火だるまになって炎に包まれた。
サタンが炎の中で暴れているのが分かるが、あれだけの火力の中で逃げることなどできない。サタンの叫び声だけが虚しく聞こえた。
「これくらいでいいだろう。」
そう言ってルシファーは灼熱の炎を噴射するのを止めた。するとルシファーは圭太の方を一瞬だけチラッと見た。圭太は、もう自分で分かっていた。
「【悪魔理論】……良くも悪くも俺はこんなものに踊らされて生きてきたよ!!!サタン……これで終わりだ。」
そして圭太は手から巨大な炎を発射した。最期にサタンの叫び声だけが耳に届いた。
ようやく全てが終わった。悪魔全員が復活し、ルシファーも復活した。そして、悪魔同士の戦いや、争いも収まった。
というのも、ルシファーが悪魔を大量虐殺したのは、ペイモンの死へのショックで、意識が混濁して、結果サタンとルシファーどちらもの人格が共存しているような状態だったらしい。
「まぁ……みんなが生き返ってよかったよ!!」
その一言に尽きる。もう過去がどうこうはどうてもいいだろう。全員が生き返った。喜びに包まれた瞬間の出来事だった。
サタンの死んだ場所を見ると、そこには、どこかに繋がるゲートのような人ひとり分の空間があった。
「時空のヒビ……!?」
「どうしたんだ、圭太。」
ルシファーが近づいて聞いてきた。
「ほら、あれ!!見えないんですか!?」
「何がだ?」
指までさして、場所を教えているのに、ルシファーは視認できていないらしい、他の悪魔達にも聞いたが、知覚できていないらしかった。
本能的に分かった。あの先にあるのは……
「ルシファーさん!!あとは頼みましたよ!!」
「は!?」
そう叫んでゲートの中に突っ込んで入っていった。
目が覚めると、虚空にいた。言うなれば、星の光がない宇宙。やはりここは……
☾日曜日へようこそ☽
何者かの声が、耳に直接響いているようだった。目の前を見ると、身長およそ数百メートル程の巨大な人型の怪物がいた。
あまりの温度に頭が働かないどころか、体全体に流れる魔力まで燃やし尽くされてしまいそうな勢いだった。
この怪物こそが『サン』。周りを見渡すと、他の曜日の主達六人が、自分と同じように虚空に浮かんでいた。
「決着をつける時だ!!!サン!!!」
六人全員の声が重なり合った。
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