序章
なんとなーくギャグで行きたいと思います。
あと毎週木曜日投稿です。
悪魔と呼ばれる研究者が居た。本名は『マイク・サタン』。ある時、サタンはある予言をした。
【悪魔が死に至るとき、日の国では弾丸が飛び交い、国家は転覆するだろう。そして、若き命はすべての生物の安息の為に敵に挑み命を落とすだろう。】
この予言は後に『悪魔理論』と呼ばれる。しかし、この予言は非公開にされ、一部の上位研究者にしか伝えられなかった。時間が経ったある日、サタンが死んだと世界に伝えられた。その数日後、研究者達は恐れおののくことになる。
天王陛下の自宅に数千人の陸海空軍などが集まった。
天王「なんじゃ貴様ら…!儂を殺しに来たのか?」
???『申し訳ありませんが、そういうことになります。』
天王「馬鹿どもが。儂程になればそんなもの怖くなどないわい。とは言え、話は聞こう。なんじゃ?」
???『近年【ドリアウイルス】が流行り、世界は大きすぎる問題を抱えています。ならば全てを巻き戻すのです。なんの問題もなかった、人類のいない時代へ。』
天王「反論することもないが…可能なのか?」
???『分かりません。あなたが死んでからではないと。』
天王「いいや、認めん。貴様がここで誓え。世界を平和にしてみせるとな。」
???『……いいでしょう。私がこの世界を平和にしましょう。』
天王「それでは、新たなる新世界に向けて儂は眠るか。さらばじゃ。」
???『ええ、永遠の平和があらんことを。』
そうして、天王はその部屋に血を流して倒れた…
菊池 圭太「…と、これが研究者さんたちが見つけた異世界のことだよ。」
まだ7歳にもならない子供たちが、ボケ〜っと話を聞いている。教育義務の中に入っているため、幼少期から異世界については教えなければならないが、あまりに難しすぎるだろう。
ここは異世界情報関連児童教育施設。通称『異世界の扉』。禍々しい名前に似合わず、可愛らしい子供たちの教育の場だ。
七年ごとに異世界について学びに来る。二十一歳までは通うのが義務となっている。
圭太「ふぃーっ、疲れたー。帰るかー。」
各区に一つずつなので、七、十四、二十一歳にほぼ毎日教えることになる。
圭太「ん。まだ十七時か。スーパーでも寄るか。」
スーパーマーケットにて…
圭太が入ると同時に後ろから発砲音がした。
圭太「……は?」
気づくと口から血が出ていた。
銃を持った男「お…おおお前らぁ全員死ねぇ!!」
ガトリングガンでその男はスーパー内の人間を殺して回った。
意識が朦朧としながら目を閉じた。もう二度と目を開くことはなかった。
目を開けると、知らない天井があった。
圭太「…あれ?ここってまさか…」
窓を覗くと壊れきった街や戦車などがぐしゃぐしゃになっていた。
圭太「い…異世界…?」
思考が停止しそうになった瞬間、インターホンが鳴った。
圭太(出た方がいいな…)
圭太「はーい…」ガチャ
???「はじめまして。」
圭太「…え?」
扉の前に立っていたのは───
天王を殺した陸軍大将の『ペイモン』だった。
ペイモン「少し───お時間いただけますでしょうか。」
異世界に転生した圭太はこうしてペイモンを殺すことになったのである。
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