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和魔王  作者: 颯華
2/5

金魚救い

この話からどのような話かわかると思われます。ハマってくれると嬉しいです!w

「人種がとても多いな。」

夏祭りを見た魔王はそう言った。

「魔王様、恐らくあの服装でないと目立つかと。着替えましょう。」

「ああ、そうだな。あの服を用意しろ。着替えるぞ。」

そう言って浴衣をカルガンヌに買いに行かせた。


カルガンヌが帰ってきて浴衣に着替えたあと

「では、行くか。どう言った催しなのか気になるしな。」

「はっ。」

そう言って魔王は歩き出した。


すると見えてきたのは

「なんだ、あの小さな魚が大量にいる水槽は?」

金魚すくいだった。

「魔王様、文字としてはきんぎょすくい書いております。意味としては金、魚、すくいですね。」

「金のなる魚を救え!と、そう言っておるのか!?この世界の人達はどれだけ強欲なのか!?そのようなものを催しとするとは?!」

そう言ってそちらに向かった。

「そこの兄ちゃん、金魚すくいやるのか?」

と、声をかけられた。

「おう!もちろん救ってやる!」

「やる気あるなぁ。じゃあ、300円だ。」

カルガンヌが払うとポイを渡された。

「なんだ、それは?」

「兄ちゃん、やった事ねーのか?それですくうんだよ。」

「これを使ってか?!ふむ。まあ、やってみよう。」

そう言って魔王は水槽にポイを入れて救い出そうとした。

だが、何も考えず中につけてすくえる訳もなく、

「破れたぞ!」

「兄ちゃん、それじゃあ、すくえないぜぇ?もっと上手くやらないと。」

「そ、そうか。もう一度だ!次こそ救ってみせる!」

「おいおい、兄ちゃん。金出さなきゃ。」

そう言うとカルガンヌが、すぐに払った。

「ほい、兄ちゃん。ポイだ。」

魔王は渡された瞬間、やり始めたがまた、すぐ破れてしまった。

「おい!救えないぞ!」

「だから、そんな全部つけきらず端っこですくうんだぞ!」

魔王は、アドバイスを貰いやり始めた。

ちなみに金は破れた瞬間カルガンヌが払っている。魔王の負けず嫌いをよく知っているからだ。

そんなことをする事、12回目。

「やっと、1匹取れたぞ!」

「おう、よくやったな!でも、5匹取らねぇと1匹もやれねぇんだ。ごめんな。兄ちゃん。」

「なんだと!なら、救えるまでやってやる!」

また、そこから20回ほどやったところで

「やった!!5匹取れたぞ!」

「良かったな。兄ちゃん。ほい、1匹入れてやるよ。」

「カルガンヌ、救えたぞ!これで、1匹だ!全部救うぞ!」

そう、魔王が言ったが

「魔王様、申し訳ありませんが魔王様のお小遣いが無くなりかけています。今日のところはおやめに。」

と、カルガンヌが言った。

「もう、無いのか……今日は、諦めるか!明日もやっているのか?」

そう聞くと

「兄ちゃん、祭りはあと、2日やってるからいつでも来いよ!」

それを聞き魔王は安心した様子で

「また、明日来る!次はもっと救ってやるからな!」

そう言って帰っていった。




そして、元の世界に帰り、魔神様に報告した。

「魔神様!今日は金のなる魚を救ってまいりました!!」

そう言って魔神に金魚を渡した。

「ほう、これが金になるのか…『鑑定』何もならぬでは無いか!?ただの、観賞用の魚と出たぞ!」

「な、なんですと?!金魚救いというところで救ってきたのですぞ!?明日も行く予定ですのに。」

と、愕然とした様子で言った。

「なら、おそらく騙されたのだ。もう、明日は違うところを調査してこい。」

「はっ!魔神様!」






さて、明日は魔王はどのような勘違いをするのでしょう。

感想、評価いただけると嬉しいです!


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