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悪魔でも腹は減る(β)  作者: monaka
◆調子に乗って人生を棒に振る話
3/105

第三話:悪魔な乙女心。



 議題その一・悪魔の目的は何か




「わらわはこの世の生命体を宿主にして力を貰わねばいずれ消える身じゃ。しいて言うなら生きるため、じゃな。至極真っ当な目的じゃろ?」




 …はたしてそうだろうか?こいつの話からきちんと悪魔が存在するための世界があるように思う。ならそこにいればいいしこの世界に降臨する必要などないわけだろう?




「ちなみに実際はそこのわっぱに召喚されたわけではなく、以前召喚された後召喚器に封印されていたのをわっぱが封印解除した、というのが正しいのじゃ。ゆえに何故この世に降臨してきたか、なんて質問は最初に呼び出した阿呆に聞かねばわからんからな?わらわは呼ばれて来てしまった以上生きるために仕方なく…」




 ちょっとまてよ?




「じゃあ来た理由は置いといて、この世から消滅=自分の世界に帰るって事にはならないのか?」




「なるのう」




 おい。




「じゃあなんでそんなにこの世界に執着するんだよ。さっさと家に帰れ」




 白雪は嫌じゃ嫌じゃと大袈裟に首を振った。




「呼び出されたとき、なんか思ってたのと違う。間違えたとかいうふざけた理由で長年この世界で封印されておったのじゃぞ?少しばかり現世を楽しみたいと思うのは当然の悪魔乙女心じゃて。そんなこともわからんからいつまでたってもどうて」




「うるせぇ!」




 ほっといてくれ。こっちは好きで童貞なわけじゃ…いや、やめよう。虚しくなってきた。





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