こちら国土交通省ヒーロー室
なんとなく 思いついた題材です。 実在するヒーローとは違います。
パロディーと思ってください。
霞が関にある国土交通省入ってるビルの1室。室名にヒーロー室とかかれた部屋があった。2020年、非効率にバラバラに活動していたヒーローたちは、国家による統制的管理下におかれて、ここヒーロー室に集められ特別職国家公務員になっていた。主な仕事はモチロン悪人や怪獣・妖怪などからこの日本をまもる事である。
(カラン~コロン~カラン~カラン~コロン)とゲタの音がする。すかさずビルメンテナンスのおじさんから文句がでる「チョット、妖怪課の課長さん、ビル内ではゲタはやめてくれって言ってでしょ。せっかくかけたワックスが剥がれ落ちるからビル内は革靴にかえてくれって、あれほどいってたのに わからないのですか」「あ、でもこれ私のトレードマークでして その~」 「そんなの関係ありません。規則は規則です。いったい何度注意したとおもってるのですか」ビルメンテナンスのおじさん声のボルテージが上がっていく。
すると後ろから助け船がでた「いや~~すみません、施設長さん。うちの課長がえらくご迷惑をかけまして、丁度よかったこれ出張のとき買った温泉饅頭です。いつもご迷惑おかけしてる施設長さんにと思って探したとこなんですよ。」片手にもった温泉饅頭のお土産をワイロを渡すように渡しながら小声で囁いた「・・ほらね、うちの課長って田舎育ちなもので、私のほうからも言い聞かせますので、今日のところは私にめんじてお願いしますよ。」「次からは、ちゃんとクツを履かせてくださいよ。妖怪人間さん あなたのほうがよほど課長にあってると思ってますがね」「施設長さんそれは言いっこなしですよ。なんせ私たち3人いや3匹は、ここに入るまで住所不詳で、妖怪人間だから戸籍もなかったのでいきなりの管理職は(笑)」「まあ、本当に今回までにしておいてくださいね。」と言い残しビルメンテナンスのおじさんは饅頭を片手に違う階へと向かった。
「課長あれほど言ったでしょ、もう私たちは、個人営業のヒーローじゃなく、公務員なんです。多少の不便さはあきらめてください。もちろんパフォーマンスもです。」「しかし妖怪人間君、ワイロはまずいいんじゃ・・」それを聞いた妖怪人間は切れた「なにがワイロです。あれも本来はサイボーグ03のフランちゃんに渡そうと思って買ってきたんです。それを使った私にワイロがとかよく言えますね。課長は元人間だから、私たちの苦労がわからないです。指が3本だけって言うだけでどんな差別を受けてきたか、どんなに早く人間になりたいと思ったか」「いやそういうけどね、私なりに結構気つかってるんですよ。おかげでストレスからこのごろ頭が薄くなってきて困ってるぐらいです。」「それは、あなたが妖怪退治に髪の毛を針にして打ちすぎただけでしょ。ストレスとは関係ありません」図星をつかれこの妖怪課の課長はこれ以上の抵抗をあきらめ、部屋の中に入っていった。
ヒーロー室は、M78星雲からやってきた人が室長で、その下に、妖怪課、怪獣課、怪人課、その他悪人課、窓際課の5課からなっている。窓際課はその名の通り定年間際のヒーローの居場所である。月の仮面のおじさんや、老人ジェット、小魔人などがいて、日柄囲碁や将棋、昼寝をして過ごしている。本来ならやめて楽隠居したいとこだが、窓際課のヒーローたちは年金ををかけてなかったので、恩給と退職金目当てに定年まで居座る気でいた。
「おーい、そこのセーラ服の・・なんだっけ?おしおき姉ちゃん、お茶2つ!」と月の仮面のおじさんと一緒に将棋を打ってた老人ジェットが言った。
「もう何度言ったらわかるんですか、私はお茶くみに、ここに入ったわけじゃありません。自分で勝手に飲んでください!」(昔は犬と一緒に悪人退治してたらしいが、今は単なるリュウマチ持ちの爺め、老人ジェット? フン!『老害ジェット』でも改名すればいいのに)など考えながらセーラ戦士は、昨夜民間の自動車を壊した始末書を書いていた。
「あ~ら、ご老体には優しくするものよ」と斜め前の席から声がする。いつもの仇敵だ。五人チームで動いてる紅一点のガッチャウーマンで皮肉屋で、四人の男にちやほやされ図に乗って何かにつきセーラー戦士に絡んでくる。底の底から湧き上がる気持ちを抑えきれずセーラー戦士は言い放った。「あ~ら、そちらこそ小皺をかくすため化粧してる暇があるのなら、お茶も入れてあげたら?」「うるせい、この年増コスプレ女。三十路すぎてセーラー服なんかキモすぎるわ。ああヤダヤダ、周りに男がいないと自分の現実が見えないのよね~」「なによ、あんたこそ若禿を隠すため室内でヘルメットも脱げない厚さ3mmのファンデーション女じゃない」 「お~い、どちらでもいいからお茶」と空気の読めない月の仮面のおじさんが言う。
「室長、またあの二人喧嘩してますよ」なんとかしてください。「シュワッチ・ヘイヤー・齢は十八」
(・・・また誰かが、室長にくだらないオヤジギャグ教えたな。ただでさえ宇宙人で言葉を理解してないのに、よりによってオヤジギャグから教える? まず、日本語から教えろて)と思いながら妖怪課長は、再び室長に何か言おうしたとき、室長は両手を十字にした。「あ、室長まった~」と言うより先にその手から火花の様な光線が、2人女ヒーロー(ヒロイン)の間に放たれた。その瞬間スチール机が爆発し、上のスプリンクーラーが作動した。同時に火災警報がけたたましい音を立てた。
しかし国土交通省のどの部屋からも誰も飛び出さず通常業務に励んでいる。いや陳情客や、国土関連企業だけは、「何があったのです?テロじゃないですか?」と職員に聞いてるが、職員は落ち着きあって首を横にふり「まあ、いつも事ですから気にないでください」と答えて業務を続けた。
数分後、国土交通省の次官室でうなだれているヒーロー室長がいた。「いったい何度言わせれば、気が済むんだ。あれほどビル内では光線の使用は禁じてたはずだろ。それを君は・・。君たちみたいなヒーローは、防衛省に所属させたら他国から侵略兵器の一種とみなされ抗議をうけるし、農林水産省に所属させたら、田畑をあらす害虫とみなされるし、警察庁に所属させたら、身内に交通交違反やノーヘルでバイクを運転する(主に月の仮面のおじさんや老年ジェットのおじさんたち)いたら警察の威信にかかわると拒絶されるし、しかたなく、道路整備の手伝いと国土開発の手伝いをさせる条件でうちがひきとったんだ。なのに君は・・・」次官の説教が2分30秒を過ぎたときだった。室長の胸のライトが点滅し始めた。それを見た次官は窓の方を指さして言った。「いけよ・・・」
室長は「シュアません」と言いい窓から外に飛び出した。そう、室長は地球上での行動時間は、一般人とはかわらなく過ごせるようになったが、説教を聞くのは3分間しかもたないのであった。
文章も稚拙で、ドタバタなパロディーですが、一応続編も数話構想しています。
多少評価ポイントやご要望があれば、続編を書こうかと考えてます。