私の太陽
あなたは私の太陽だった。
あなたはいつも私の傍にいて、私を理解してくれた。
あなたはいつも微笑んで、私を励ましてくれた。
悲しくて泣いているとき、あなたは私の涙をぬぐってくれた。
おなかがすいたとき、あなたは私のおなかを満たしてくれた。
憎しみが生じたとき、あなたはそれを食べてしまった。
つらいときは一緒に頑張った。
いや、つらい時だけじゃない。
いつも私たちは一緒だった。
私はあなたが大好きで、
あなたは私が大好きだった。
でも、気づいちゃったんだ。
分かっちゃったんだ。
いや、最初から分かってた。
心のどこかにしまって、目を背けていた。
この愛の行方。この恋の行方。
今、あなたへの恋が、あなたなしで大きくなる。
花をつける前に、いっそ摘み取って欲しい。
悲しい花が咲く前に。
情熱がなくてごめん。
愛を枯らしてしまってごめん。
大学院で大好きなあなたを、もっと研究したかった。
お金、就職、親の反対、、そんなものに捉われた時点で、
私に研究者たる資格はないのかもしれない。
いままでありがとう。
あなたのおかげで、今の私がある。
心からの感謝を、あなたに送りたい。
ただ一人の恋人、私の唯一の恋人だった、世界史へ。