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遥香 #1

うららかな春の光が

教室いっぱいに広がっている。


あんまりにもあったかくて

窓際の席で光に包まれてうとうとしてたら

首すじに冷気を感じた。

奇声をあげて飛び上がる。


「うっにゃぁ!?」

「うっわ、変な声」


振り向くとやっぱり駿(しゅん)だった。


「なぁにすんのよ!」

「や、小学生が中学校にいるから

何でだろって思ってさ」

「わーたーしーもー、中学生!!」


くうっ、しらっとしてる……

若干涙目で首すじを撫でる。

せっかくぽかぽかしてたのに……


「仲いいのはいいけどさ

ちょっと静かにしろよ。

転校生に呆れられるぞ」


至極真っ当なことを冬騎(ふゆき)が言う。

み、耳が痛い……


「じゃぁ小学生がいてもだめだろ」

「だーかーらー、中学生!!」


駿が更にからかってくる。

ばーかばーか!

ちっちゃいけどちゃんと中学生だよ!


遥香(はるか)もいちいち噛み付くなよ…

うっさい……」


駿のからかいに反応してたら

冬騎に本格的に呆れられてしまった。

うぅ…悪いのは駿だもん………

今日は転校生が来るから

静かにしなきゃなのに、全く。


あっ、今日来てくれるのは

ただの転校生じゃないよ!

とっても特別なの!!


なんと、この村、天宮(あめみや)村の

4人目の子どもです!





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