表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/24

美術館

 私は美術館にいた。そして、一つの展示物が目に留まった。

 それは黒くて歪な円環だった。展示名を見ると「悪夢の円環」とだけ書かれてた。

 光沢を見るに黒曜石でできているのだろう。それを円形に加工してあるように思える。しかし、黒曜石は割れやすい素材である。ゆえに歪さがあるのだろう。 

 歪さを悪夢に例えるか。なかなかに面白いセンスをしている。しかも、それを円にしようとするとは。この作品を作った人にお目にかかりたいものだ。  

 もし私が、美術狂いの富豪ならば、喜んでスポンサーになりたいものだ。

しかし残念ながら、私にはそんな富は無い。スポンサーとして支援することはできない。ただ作られた物を鑑賞するだけなのだから。

 しかし、そこからヒントを得ることはできる。私も創作者の一人なのだから。アマチュアだがね。

 この「悪夢の円環」からどんな物語を紡ごうか。見ているとインスピレーションが湧いてくる。そうだ悪夢をテーマにした物語にしよう。連作短編として。円のように、最初と最後を繋ぎ合わせるのも、一つの手だな。

 私はそう考えると、手帳に先ほど得た発想を書き込んだのである――。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ