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意味を知る



「で、俺をこの世界に連れてきた理由はあるのかい?」

「ごめん。実はないんだ。」

「随分とキッパリと断言するじゃねーの。」

「うーん、強いて言うなら暇つぶしだね。」

「本当に文字通り。ただの暇つぶし。」

(強いて言うならキミが一番…っと、これは少し野暮かな。)

「暇つぶしで異世界転生させられる身にもなってくれよ。」

「良かったじゃないか。どうせ君、あそこで死んでいたんだし。」

「もう少し感謝してくれてもいいんだよ?」

「おいおい、恩を押しうるなよ。」

「ははは、不遜だねぇ。」

「ほら、折角だしご褒美になんで組長さんが君を売ったとか教えてあげようか?」

「そんなこともわかるんか。いや、いいよ。もう済んだことだし。」

「でも、あれだな。サンキューな。」

「君は案外タラシだな。少しキたよ。」

「じゃ、いくわ。」

「待て、最後に一つ。近い未来にネオカブキは大きな戦乱に巻き込まれる。準備をしておくことだ。」

「なんだそりゃ。ま、わかったよ。忠告あんがとさん。」

センはエレベーターに消えていく。

「もう一度、君に会う時は来るだろうが、それが君の二度目の今際の際じゃないことを陰ながら願っておくよ。君のファンとしてね。」

と、聞き手のいない独白だけがこだました。



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