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罪世界(シンセカイ)
第13話 異世界ライフは一日にならず
ネオカブキタワーの最上階でエレベーターが停まる。降りるとフロア丸々使ったペントハウスだった。赤い絨毯が敷かれ、奥には組長が使っていたような立派な机と椅子が置いてある。ここの主はまだ背を向けていて顔が見えない。
この部屋の主が振り返る。
「お久しぶりですね、センさん。」
「てめぇ、あん時のマッポ。」
目の前には今際の際に幻視した警察官が椅子に深く座っていた。
そして、淡々と語り始める…
「ここは"罪世界"と我々の間では呼称しています。」




