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温泉街アタンミ
第11話 ゆけむりラプソディ
温泉街アタンミ。
街中に湧く温泉と風情ある旅館などが立ち並びかつては賑わっていたが最近までは人気も落ちていた。しかし、街のトップが変わってから観光地として人気を取り戻し、今では若者たちに人気のスポットになっている。
そんなアタンミにある高級老舗旅館・錦虎楼。傾いていた旅館を王虎會が買い取り、やり手の女将が切り盛りしてアタウミでも人気の予約の取れない宿になっている。女将はアタンミに来る前は煌びやかな歴史ある都市ギムジャにある名門高級クラブ・クロックワで伝説的なママと呼ばれた存在らしい。
錦虎楼前。
「ほぇー、なんかノスタルジーだな。」
「何にノスタルジーを感じてるのよ。チエリが言うのならまだしも。」
「い、いやぁ。オレの故郷の伝統建築に似ててよ。」
そういえばここは丸切り日本と同じってて訳じゃなかったんだ。異世界なの忘れてた。
「そうなんですか?センさんの故郷も私のワフー建築だったんですか?」
「おお、和風和風。」
「いいですよねワフー。」
「まぁ、いい。とっとと入ろう。」




