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一向は翌日の昼前くらいにはアタンミに着いていた。

「依頼の方はこれにて完了です。これが報酬とこちら親分から預かっていたウチの系列店の旅館の優待券です。」

「なるほど読めたぜ。タモンの野郎随分と粋な事をするじゃねぇか。」

「何よ?1人で納得しちゃって。私達にも説明しなさいよ。」

「私も気になります!」

「アイツ多分こっちが本当の目的だったんだ。俺らを労ってくれたって訳だ。」

「あら、随分と格好いいことするじゃない。」

「まさに"粋"だね。」

「どうだい?フーテンさんよ。」

「へ、へい。仰る通りでさぁ。バレちまいましたか。」

「いや、悪い。忘れてくれ。別に暴くつもりじゃなかったんだ。折角、組水入らずで温泉を楽しめと気を聞かせてくれたんだ。深掘るのは粋じゃないか。こっちもその心意気受とらねぇのは野暮ってもんだ。」

「それもそうね。行きましょ。」

「さぁさ、突如降って湧いた温泉旅。とっくり味わおうじゃないか。」

「それじゃ、自分はこの辺でお暇させて貰います。一応、別件で仕事自体はあるんで。皆様はどうごごゆるりと〜。」


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