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ハコーラの関所
ハコーラ関所
ハコーラは峠越えを行う際の交通の要衝として発展してきた宿場町である。この一帯には9つの頭を持つ蛇が住み、蛇は時に恩恵を与えることもあれば災害を引き起こす事もありこの地に住む者たちにとっては畏敬の念を抱いている。そんな災害から町を守る為に関所が設置され、精鋭の守衛部隊が常駐しこの関所の誇る防御力は世界でも屈指のものである。また源泉の湧くスポットもあったりするが今回の物語の本筋とは違うので割愛する。
関所まで来れば安全だが辿り着く前まではその限りでは無い。
「おい!そこのお前ら荷物と金を置いていくなら命だけは助けてやる。」
関所も目と鼻の先の距離で山賊がわらわらと出てくる。
「俺等はクズージャ様から直接蛇紋を…。
ボコっ。山賊の中の親分っぽい奴が吹っ飛ぶ。
「ん?なんか言ったか?」
「「「お、おやびーーーーん!!!」」」
子分たちは吹っ飛んでいった親分の後を追いかけていった。
「流石に不憫だわ。」
リンが呆れる。
「ささ、目的地まで急ぎますか。」




