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暗い路地裏
暗い裏路地にて
座り込んだヒカルがいた。
「龍に虎との連戦は流石にハードだったかな。でも中々に面白い収穫もあった。」
ヒカルが愉しそうに笑う。
路地の奥から人影が近づく。黒スーツの男だ。
「キヒヒヒ、随分と男前になったじゃねぇか。」
「元からだよ。」
ヒカルはおもむろに立ち上がる。
「どうだい、ウチの魔薬は。バイブス上がるだろ?」
「そうだね。データはすでに送っておいたよ。」
「流石、アンタは仕事が早ぇ。だから仕事を頼めるんだ。」
「今後ともご贔屓に。」
「キヒヒヒ、これが今回の報酬とウチの新商品の試供品だ。好きに使ってみてくれや。」
「確かに受け取った。」
男はまた路地の奥に消えて言った。
「チッ、俗物め。」
ヒカルもまた人混みに消えて言った。




