表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/48

試合開始

第5話 土竜



ゲートを出ると一瞬ライトの眩しさで目を瞑る。続けてものすごい歓声で会場全体が震える。

闘技場からでは会場全体の構造まではわからないが観客席はどうやら摺鉢状の形で賓客たちはバルコニーの個室があてがわれているらしい。


「さあ、まもなく一回戦が始まります。実況は予選に引き続きこの私、MCハンマーが務めさせていただきます!!!」

「本日はお越しいただいた皆様に最高のショーを提供する為に、王虎會が特別でスペシャルなゲストを呼びました。」

司会が会場を煽ると更に熱気が立ち上る。

「突如、ネオカブキに現れ果たし状を叩きつけた今この街で最もホットな漢〜!!!“昇り龍” セン・ゴクラク!!!」

会場が割れんばかりの叫びがあがる。

「対するはぁ〜。予選では派手な立ち回りとクレバーな戦術で魅せたこの男ォ。"光る中身" ヒカル・ヘイケ!!!」

見るからに自分の貌に自信がありそうな二枚目が現れると聴衆の黄色い歓声が沸き立つ。



闘技場の真ん中へと互いが向かう。

「よろしくね。センくぅーん。龍を倒した称号を得られるチャンスがこんなにも早く巡って来るなんて僕は何て運がいいのだろう。君の死で僕の名声を輝かせてもらうよ。」

「いい啖呵だ。叶うといいなその夢。」

「さぁ、両者見合って〜〜〜。試合開始ッ!」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ