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クラヤミ将軍はあきらめたい。

作者:虎の子
2XXX年、私は超絶ブラック企業で働いていた。
「はあ、ちょっと30分だけ寝よう。」
私はスマホでアラームを設定して髪留めに使っていたアイマスクをそのまま下ろして眠りに落ちる。

「誠に申し訳ございませんでしたああ!!へ?」
取引先で土下座する夢から目覚めればそこは禍々しい世界だった。毒色の湖にうつる私の姿は、学生の頃よくみたアニメにいたスケルトンそのままだった。
そしてそれからなんやかんやあり、
「クラヤミ将軍に向かって、敬礼!」
千人以上の魔物が私に向かって敬礼をしている。私はいつの間にか魔王軍の将軍になっていた。どうして、どうしてこうなったーー!!
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