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第1話

   

 あの怪物に出会ったのは、まだ私が小さい頃だった。


 私の家は先祖代々……というほど由緒ある家柄でもないが、父方の家系は、ずっと東京の都会暮らし。ただし母は信州の山奥の生まれであり、母方の親戚の大半はそちらに住んでいた。

 母は毎年、夏になると私を連れて、1ヶ月くらい実家に帰省する。何もない田舎の生活というのは、都会っ子の私にとっては不便な点もあったが……。

 自然の木々に囲まれた、緑豊かな土地で暮らす。それは新鮮であり、なんだか楽しかった。近くの山や森で遊ぶのはもちろん、家の庭がコンクリートではなく土の地面というだけでも珍しくて、公園の砂場気分で掘り返して遊んでしまい、信州の叔父さんにはよく笑われたものだ。

   

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