表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

3人家族のある日常

バイオレンスアンサー・夫 ⑤

 ある夜、仲睦まじいかは別として、一つの夫婦が娘が寝静まった頃合いに、ある会話をしていた。その内容はこうだった。


「いやー、とうとう発表されたねー。新元号」

「そうねー」



 夫と妻はテーブルに向かい合って座り、

 新元号について語り始める。



「割と面白味が無かったね」


「いや、あったでしょ!? ……じゃなくて!! 結構、捻りが利いてたでしょ!?」


 早速バイオレンスアンサーを炸裂させる夫に、妻は条件反射的に突っ込んでしまう。

 そんな妻を愛しく感じながら、夫は話を続ける。



「それにしてもさ、子供の頃は生きている内に二回も元号が変わるとは夢にも想わなかったよね?」


「そうねぇ……何か、旧ユーゴスラビアの人達の気持ちが解……」



 ……と、妻が急に両手で顔を被い、黙りこんでしまう。

 心配した夫が妻に声をかける。



「……どうしたの?」


 妻は一言。


「歳が……ばれる……」

「……誰に?」

ごめんなさい、

あぁ、ごめんなさい、

ごめんなさい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
こちらの方も連載しているので、よろしくお願いします。

ほのぼのほっこり子育てファンタジー、ここに始まる?

「お母さんは異世界でも強いのです。(お父さんも強いよ。)」


洞窟を探索していた四人は、ある日を境に、永遠とも思える時間をさ迷う事になる……。
地上に生還するのは、叶わぬ夢となってしまうのか……。


「一年後、宿屋で目覚めた四人は……。」
― 新着の感想 ―
[良い点] まあ、アレですよ、テレビとかで平成振り返り特集とかさんざんにやってたから、つい、自分もその瞬間を見届けたような気になってしまったっていう……そういうことっすよね、ね! ……え、私ですか?…
[良い点] ユーゴスラビアの件で笑いました。 [気になる点] 今の国名がわかりません>< [一言] 歳は取りたくないですね。 と永遠の100歳が言ってみました。
[良い点] 旧ユーゴスラビア・・・(´・ω・`) そんなとこあったようななかったような・・・w バレるwww
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ