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出会い

この物語は題名のとうり厨二病だった作者が妄想世界の中で作り上げた歴史書がもとになっています。


そのため帝国や皇帝の名前などが作者の本名が由来となっているものが多く、そういう部分では固有名詞を使わずにいきます。

例:大教祖〇〇ー〇様(〇の中には作者の下の名前が...)

→大教祖様


  神聖〇〇皇国(〇の中には作者の苗字が...)

→帝国で統一


中学一年生のくせに勉強もせず長い時間をかけて設定がかなり凝ったものになり、途中で意味のわからない用語が多く登場します。

そういう新用語解説はここか後書きに書く予定です。

7年前、俺がまだ内政府にいた頃の話だ。

当時は23歳。若手にしては異例の速さで出世し、上府担当官(宰相府との連絡を担当する役)になった俺は、仕事で田舎の神殿に出向いた。

 神殿はそこまで大きくはなかったが、自然の草原の中に建てられたとても美しいところだったことをよく覚えている。そこの高齢の大神官としばらく仕事の話をしたあと、少し周りの景色を眺めるために外を散歩した。遠くに天帝山脈が見え、涼しげなそよ風が吹いていた。

岩に腰を下ろし、少しばかりゆっくりしていると、突然神官の格好をしたやつが隣に座って話しかけてきた。

「ここの景色はどうだ」

俺より三つくらい年上だろうか。ずいぶんと馴れ馴れしいやつだ。

「確かにいいとこですよね。ところであなたは?」

「おれか?おれはしがない神官だよ。」

「私は内政府のガーソンという者です。」

「おお。聖都からわざわざここへ来たのか。仕事はといえ大変だな。あ、そうだ!お前にいいものを見せてやる。ついてこい」

まだ会ってから1分もたってないぞ!?俺は乗り気ではなかったが、渋々ついていった。若神官はある洞窟みたいなところに俺を案内した。

「この帝国はかつて偉大なる大教祖様がお創りになった」

「と、突然なんですか?私だって帝国民の一人です。そんなこと知ってますよ。たしか、いまの皇教にあたる宗教を開祖した後、民を率いて愚王ゴボを処刑し新たな国を築いたんですよね?」

「じゃあ、皇教を開祖する前は、一体何者だったんだ?」

「んー...神官ですか?」

「じゃあ、神官になる前は?」

確かにそんなこと考えたことがなかった。この国では大教祖様は神格化され、神の遣いだとか、神の化身だと教えられる。その教育を先導しているのがこいつら神官総会だ。

「神の化身...」

「お前そんなこと本気で信じてるのか?」

「いやそんなわけないじゃないですか」

「だよな。ハッハッハッハッ!」

なんだよこいつ本当に神官かよ。俺はこいつがどういうやつで何を言おうとしているのかが全く見えてこなかった。

「ここだ」

洞窟の奥にはなんと木の扉があった。若神官は持ってきた鍵でそこをあけた。中には小さな古びた箱があった。

若神官はその箱を取り出して言った。

「ここに入っているのは帝国の歴史を覆すとんでもない物だ。」

帝国の歴史を覆す!?なんてことを言い出すんだ。

若神官が箱を開けようとしたその時、俺はそれを制止して言った、

「ちょっと待ってください!さっきからなんですか?会ったばっかりなのに突然こんなところに連れてきて。おまけに突然帝国の歴史を覆すようなものを見せるとか。いったいあなたは何が目的なんですか?」

若神官はしばらく考えたあと言った。

「...俺の勘だ。」

「勘?何の勘ですか」

「さっき座った岩があるだろ?あそこは俺のお気に入りの休憩場所だった。偶然にもそこにお前が座ってたんだ。聞くとお前は内政府の人間だと言うではないか!これは何かの運命だと思ったよ。」

こいつが一体何を言っているのかが俺には理解できなかった。

「お前はこれから出世し、俺の計画には不可欠な人材になる気がした。だからお前にこれを見せて同じ秘密を共有する仲間。つまり共犯者にしようというわけだ。」

「は?わけわかりませんよ。計画ってなんですか?しかも俺がこれを見たとして、あなたに協力する保障はどこにあるんですか?」

「これにはそんだけでかい秘密があるんだ。他に言いふらしたら確実に殺されるレベルのな。そして、ここまで言われたお前は絶対に引き下がらない。この秘密を知りたいという欲望に勝てない。だからもう仲間になるしかない」

「だからその計画っていうのはなんですか!」

若神官は一言「いずれ分かる」と言ったあと、その箱を開けた。


帝国は皇帝を頂点とし、行政は宰相府、宗教は神官総会が司っています。

宰相府は一般的に「上府」と呼ばれることが多く、その下に内政府と外政府が置かれています。


皇帝

┣━━━━━━━━━┓

宰相府(上府)   神官総会

┣━━━━━━┓

内政府    外政府


ガーソン:内政府の上府担当官→上府国務官

若神官:田舎の神殿に勤め、ガーソンの三つくらい年上の神官

大教祖様:かつて皇教を開祖し帝国を作った英雄


皇教 帝国全体で信仰されている宗教。

神官総会 皇教の神官たちの集まり。強い政治的権力を持つ。


語彙力や文章力のないところは温かい目で見てくれるとありがたいです。

作者は受験生なので物語の進行スピードが遅い、または完結しない可能性があります。

ちなみにこの話を作っているいまこの時も冬休みの宿題が大量に残っています。片付けなきゃ(使命感)

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