ちいさなともだち2
「おーいきたよー」
キキッ
キイッ
こんにちわんこ。動物大好きノア君です。
さっそくリスさんに会いに来ました!
一応ね、退院後の生活に支障がないかね、看護師としてはね、気にしなきゃいけないかな~なんてことは考えてません!純粋に友達に会いに来ました!キリッ
それにリスさんに見せたいものもあるのだ。
それは新しいリュック。なんと今回のリュックはリスさんなのです。色もちゃんと緑色。これを背負った僕を見たアルベルトさんが大興奮で大変だった。
中身はいつも通り、ハンカチとちり紙とおやつと水筒。それとピヨピヨブザー。うん、これはね、忘れちゃいけないよね。
リュックを見たリスさんは興味津々、臭いを嗅いだり、ちょいちょいって触ったりしてる。
ちっちゃいもふもふがおっきいもふもふ(リュックだけどね)と戯れてる!可愛い!ずっと見てられるなぁ~。
「いっちょにおやつたべよー」
初めて会った時と同じナッツのクッキーと、リスさん達が気にいって食べてた木の実をハンカチの上に広げる。
しっぽをふりふりしながら木の実をカリカリ齧る2匹の姿はもうほんと可愛い!可愛いが過ぎるよ!僕に絵の才能があればいくらでも描くというのに。画伯のこの身が悔やまれる。
木の実を食べ尽くしたリスさんは毛繕いをして、一声鳴くとどこかへ行ってしまった。
そ、そんな!今日はまだもふってないのに!
と、思ったらすぐに戻ってきた。しかも何か丸い、それもスイカほど大きな丸い物を押しながら!
リスの大玉転がし!?何これスゴくない!?力持ちとは聞いたけどこんな事できるの!?
口をぱかーんと開けたまま見てると、僕の手前まで来て止まった。
鮮やかな赤色の玉はどうやら何かの木の実みたい。裂け目があって、そこから中身が覗いてる。これってもしかして
「ざくろ?」
にしては乾燥してるっていうか、つるつるの茶色の種?らしき物だけがぎっしり詰まってる感じだ。
リスさんが、裂け目に手を入れて中の種を取り出すと僕に差し出した。
「もしかちてこれ、たべりゃれりゅの?」
首を傾げていると、何を聞かれているのか分かったのだろう。そのままカリカリと齧りだした。食べ終えると、また種を取り出して僕に差し出す。
「ぼくにくれりゅの?もしかちて、おれい?」
キキッ
キイッ
まるで言葉が通じてるみたい。本当に賢いなこの子達!
しかし、どうしたもんか…カクの実騒動以来、拾い食い、じゃなくて、卑し食い、でもなくて、えーっとそう!大人が調べた物以外は食べちゃ駄目って言われてるんだ!ん?な、何かなその目は?
まあ、それはいったん置いといて。ゴホン。
このつやつやの茶色い種、アレにしか見えないんだよねぇ。
…これはもしかして、もしかするかも!?
つるの恩返しならぬリスの恩返し
動物からのプレゼント憧れますねぇ
ただし猫の獲物自慢は除く(切実)




