おやすみとおはよう
「ごちそうしゃまでした〜」
『ご馳走様でした』
リリーさんとレオンさんが愛情たっぷり、量もたっぷり用意してくれた晩ご飯を全て平らげ、お腹いっぱい幸せいっぱいである。
皆で手伝えばあっという間に片付けも終わった。
「皆さん今日は1日お疲れ様でした〜明日の朝も今日と同じ時間からの作業になりますので、早めに就寝するのをおすすめします〜」
「あい!」
『はい』
「そうそう〜ノアちゃんは無理に起きなくて大丈夫よ〜一緒に朝ご飯の準備をしましょう〜」
朝ご飯の準備とな。そうだ、いちごジャムを仕込んであるんだった。うん、ここはお言葉に甘えさせてもらおう。
「あい」
「うふふ〜楽しみね〜」
軽く明日の予定を確認して、リリーさんとレオンさんにお休みなさいを告げ、客間へと向かう。
寝間着に着替えて、明日の準備を済ませたところで、ジンさんの携帯端末がなった。
「なんだ」
『なんだじゃないわよ!相変わらずね』
『俺もいるぞー』
「アルねえしゃま!イワンしゃん!」
「もう寝るところだ。さっさと用件を言え」
『用件ってほどじゃないわよ。ノアちゃんの様子が気になったから連絡したのよ』
『俺もだ。それにスイーツの気配を感じてな!』
アルベルトさんはともかく、イワンさんはさすがだ。スイーツ探知能力に距離は関係ないらしい。ちょっと怖い。
「アルねえしゃま、おみやげありゅからたのちみにしててね。イワンしゃんも、あたらしいスイーツちゅくったから、かえったらいっしょにちゅくろうね」
『まあ!嬉しいわ。でもお土産よりも怪我に気をつけてね。帰ってきたらお話いっぱい聞かせてちょうだい』
『そうだぞノア。怪我には注意するんだぞ』
「あい!」
そのまま二言三言話してお休みなさいを告げる。明日の作業もだけど、研究所に帰るのも楽しみだ。くふふ
「それじゃあ明かり落とすぞ」
「あい。おやしゅみなしゃい」
「「おやすみ」」
「「おやすみなさい」」
やっぱりジンさんの隣で眠るのが1番安心する。
ぽむぽむと胸元を叩かれると、オヤスミ3秒、2、1、すやぁ。
◇◇◇
おはようございます!ってあれ、誰もいない。
とりあえず急いで身なりを整えて部屋を出る。
「おはようごじゃましゅリリーママしゃん」
「あら〜おはようノアちゃん〜もう起きたのね〜もう少し寝てても良かったのよ〜」
母屋の台所を覗くとリリーさんがいた。
もう少し寝てても良かったとは言われたが、そうもいかない。皆はもう牛達のお世話をしているんだから。それに
「リリーママしゃんとあさごはんちゅくるの」
楽しみにしてたんだから。
「うふふ〜それじゃあ、皆のためにとびきり美味しい朝ご飯を作りましょうね〜」
「あい!」
さあ、張り切っていきましょう!
朝ご飯は1日の活力の源!
皆様は朝ご飯は洋食派ですか?和食派ですか?
今日も読んでくださる皆様に感謝いたします
ありがとうございます




