きゅうけい
ちょっぴり編集しました
「まあ〜そんなことがあったの〜怖かったでしょうノアちゃん」
牛舎まで戻ってきたところでリリーさんに子牛の救出劇について説明すると、のほほんとした口調ながら心配された。
「ミルフィーユがまもってくれたからだいじょぶー!」
打ち合わせもなくシュークリームとエクレアが特攻、ミルフィーユが守備と役割分担が出来ていた。さすがうちの子達!賢い!賢くて可愛い!
「そうだったのね〜シュークリームちゃん、子牛を守ってくれてありがとう〜ミルフィーユちゃんもとっても偉かったわね〜エクレアちゃんにもお礼を言わなきゃ〜」
ピィ!ピィ!
朗らかに微笑むリリーさんに撫でられて2匹も嬉しそうに鳴いている。褒めてもらえて良かったね。
「そんな事があったなら疲れたでしょう〜今はお世話する牛もいないし、少しだけ休憩しましょうか〜」
大人チームは余裕だろうけど、お子ちゃまの僕は体力的にも精神的にも多少疲れてしまった。ということで休憩タイムでございます。
◇◇◇
「は〜いお待たせしました〜」
母屋に戻ってテーブルにつくと、リリーさんがクッキーと薄いピンク色の飲み物を用意してくれた。
「搾りたてミルクと摘みたて苺の苺ミルクです〜」
おお〜やっぱりそうでしたか。懐かしいな〜初めてここに来た時のことを思い出しちゃうね。
美少女が人妻だと分かって真っ白になったリンクスとか。ぷくく
ちうちうと味わいながら思い出し笑いをしていると、ジンさんに生ぬるい視線をいただいてしまった。僕が何を考えてるのか筒抜けなんだろうね。えへ。
それにしてもこのクッキー美味しすぎ!やっぱりバターの違いかな?
ジンさんとナイデルさんももりもり食べている。
「お口に合うかしら〜研究所が公開してるスイーツ作りの動画を見て作ったのよ〜」
「とってもおいちいでしゅ!」
リリーさんの言う動画とは、バレンタインの時のあれだ。
多数の要望を受けてチョコレート以外のスイーツ作りの動画も公開するようになったのだ。
材料の入手しやすさや難易度なんかを考慮して、クッキーやパウンドケーキ、ゼリーなど簡単に作れるものから順番に公開されていってる。まあ、お子ちゃまの僕はよく知らないけどね。てへペロ
ガレット・デ・ロワはレシピと材料をセットで販売してたけど、やっぱり動画の方が断然分かりやすいよね。
美味しいクッキーと苺ミルクを堪能したら休憩は終了。次は何をするのかな?わくわく
「それじゃあ今から裏の畑で苺の収穫をしましょう〜」
な、なんだってぇぇ!?(歓喜)
先日、苺農家さんから大量の苺をいただきました
夢のような光景でした。そして当然美味しかったです
やっぱり土の上で赤くなったものは美味しいですね
今日も読んでくださる皆様に感謝いたします
ありがとうございます




