いちにちらくのうたいけん1
「は〜い、皆さん準備できましたね〜」
「あい!」
「「「はい」」」
皆でリリーさんが用意してくれた作業着に着替える。タオルも貸してくれた。
チャーリーさんとベンジャミンさんは首にかけているが、ジンさんとナイデルさんは頭に巻いている。土方巻き再び。うーんカッコいい!僕?僕はテオバルトさんお手製の麦わら帽子を被ってます。首にかけた薄いピンク色のタオルもテオバルトさんが用意してくれた物で、ハムハムと3匹の鳥と牛さんが刺繍されている。うん、可愛い。可愛い僕がさらに可愛くなっちゃう。…何さ?何か言いたいことでも?
靴も履き替えて外へ出ると、シュークリーム達がお行儀よく並んでいた。
「レオンパパしゃん、ぼくのむしゅめたちでしゅ。このこがシュークリーム、このこがエクレア、このこがミルフィーユでしゅ。どうかよろしくおねがいしましゅ」
「シュークリームにエクレア、ミルフィーユだね。初めまして、僕はレオン。これからよろしくね」
ピィ!ピィ!ピィ!
シュークリーム達もお辞儀するかのように頭を下げてしっかりと挨拶をしている。さすが僕の娘達!賢い!賢くて可愛い!
「今度はうちの牛達を紹介するから、一緒に牛舎へ行こうか」
ピィ!ピィ!ピィ!
レオンさんに促されて返事をしている。やっぱり人間の言ってることを理解してるんだろうな。さすが僕の娘達!賢い!賢くて可愛い!
◇◇◇
牛舎に向かうと、数頭の牛さんがいた。
「うちの牛達はほとんどが自由に出歩いているのよ〜。お乳が張ると、自分からここに戻ってくるから、その時に絞るのよ〜」
「ほえ〜」
こういうのって放牧型酪農っていうんだっけ?
というか、牛さん達賢いな!うちの子達といい、リスさん達といい、この世界の動物って皆賢いの?
「ノアちゃん、お乳の絞り方は覚えてるかしら〜?」
「あい!」
もちろんですとも!予習復習もしてきました!
「まあ〜凄いわ〜ノアちゃん」
リリーさんに褒められドヤ顔の僕をジンさんは生ぬるい目で見ている。何さ。
「それじゃあ私が説明するから、実演はノアちゃんにお願いしようかしら〜」
「あい!」
リリーさんの提案に元気よくお返事をして、順番を待つように並ぶ牛さんの元へ。
牛さんのお腹の下にバケツを置いて、準備完了!チャーリーさんとベンジャミンさんはよく見えるように腰をかがめて僕の後ろに立っている。
「まず最初に雑菌が入るのを防ぐために、この布で乳首を拭きます〜。次に乳首の根元に指を当てて、人差し指から順番に握ってお乳を絞ります〜」
リリーさんの説明に合わせて僕が実演する。以前習ったように、乳首をぎゅっと握ると
ジョボーッ!
「でたー!」
「「おおー!」」
勢いよく出てくる様子にふたり共面白い!と言うように声をあげた。
「うふふ〜ノアちゃん上手に出来たわね〜それじゃあ、皆さんもやってみましょう〜」
「「「はい」」」
実演している間に牛舎には続々と牛さんが戻ってきている。
さあ、僕達の戦いはこれからだ!
実物の牛さんって結構可愛いですよ。
一度は牧場へ行ってみることをお勧めします。そして出来立てソフトクリームを食べることをお勧めします!
今日も読んでくださる皆様に感謝いたします
ありがとうございます!




