表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

473/549

スイーツのつぎは

「イワンしゃん、クリスしゃん、あじみどーじょ」


「おう!って、ノア、お前は食わないのか?」


「あい。おひるのなかにわピクニックでみんなとたべりゅの」


「そうか〜!お前はいい子だなノア!」


「ふふ、本当にそうですね。それじゃあ、お言葉に甘えさせてもらうねノア君。残りの分はバスケットに詰めようか」


「あい!」


イワンさんにぐりぐりと頭を撫でられ、クリスさんにはにっこり笑顔で褒められてご満悦な僕です。くふふん

イワンさんが濃いピンク色で縁取られたお花柄のお皿にシュークリームとエクレア、ミルフィーユ2種類を盛り付ける。

クリスさんはお皿とお揃いのティーカップに紅茶を入れている。ちなみに僕のは牛乳。


「それじゃあいただくとしよう!」


「あい、めしあがれ〜」


「「いただきます」」


ばくり!と音がしそうな勢いでシュークリームにかぶりつく2人。…美味しそう…じゅるり


「美味い!噛んだ瞬間に押し寄せるクリームが最高だ!溺れちまいそうだ!」


「美味しい!エクレアの方も、チョコレートのコーティングだけでこんなに味わいが変わるなんて凄い!」


…美味しそう…ごくり…


「こっちのミルフィーユも美味いな!シンプルなだけに誤魔化しがきかん。こいつは極めるのは並大抵じゃないぞ」


「本当に美味しいですね!パイのさくさく食感とクリームの滑らかな食感と甘さ、そこに苺の香りと爽やかな酸味が入り混じって、凄く美味しい!」


美味しそうぐぬうぅぅぅ…ぬぁあー!頑張れ僕!耐えるんだ僕!美味しい牛乳を飲んで気を紛らわせるんだ!って、そういえばこっちの世界に来てから見た(飲んだ)のは、ストレートティーとレモンティーだけだ。あと、アルベルトさんがドミニクさんのために淹れてたハーブティー。向こうの世界ではメジャーな()()がない。よし、次に作るものが決まりました!

うまく気を紛らわせることができたものの、イワンさんとクリスさんが試食を終えるまで僕の辛く厳しい戦いは続いたのでした。まる。


◇◇◇


「いやー美味かった!今回のスイーツも最高だな!」


「今回の抽選も盛り上がるでしょうね。夕食までに作れるだけ作らなきゃ」


「ぼくおてちゅだいしゅる!」


「本当?ありがとうノア君、助かるよ」


「まかしぇてくだしゃい!」


計量は僕にお任せあれ!


「それならノア、昼メシの準備も手伝ってくれねえか」


「う?」


「ピクニックにもぴったりの料理を作るからよ、手伝ってくれねえか」


ピクニックにぴったりだとぅ!?


「あいよろこんでー!」

スイーツの次はお料理です

いつ食べられるのか…頑張れノア君


今日も読んでくださる皆様に感謝いたします

ありがとうございます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ