きみたちのなは…3
誤字報告ありがとうございます!
誤字どころでは無い誤爆でした…自分が恐ろしい…
ふわふわ。ゆらゆら。温かくて安心する。いつまでもここにいたい。けれど起きなくちゃ。だって…
◇◇◇
くるるるる
「んにゅ…」
よく知ってる天井だ。
さっきまで中庭でピクニックをして、それで鳥さんの名前をつけるって話をしてたはず。けれど、どうやら寝落ちてしまったようだね。朝から色々忙しかったしね。
もぞもぞと起き上がり仮眠室を出る。部屋にはジンさんとリンクスとナイデルさんがいた。
「起きたかノア」
「あい。おはよーごじゃましゅジンしゃん」
「ははは!すげー寝癖!」
「リンクス、笑ってやるな」
「おはよーごじゃましゅ、リンクス、ナイデルしゃん」
「おやつの用意はしておいてやるから顔洗ってこい」
「あい!」
どこまでも正確な僕の腹時計は今日もばっちり働いている。さすがだね。
軽く顔を洗って歯磨きをして、寝癖をちょいちょいと濡らして整えるけど、手を離すとぴょこんと跳ねる。…うん、諦めも時には肝心だ。それよりもおやつおやつ!今日は何だろうなぁ。るん
◇◇◇
「「「名前の由来?」」」
「あい」
今日のおやつはプリンです!うまうま
そしてぷるりと柔らかな食感を堪能しながら皆に聞いてみたのは、名前の由来。
鳥さん達の名前を決めるのに参考にならないかと思って聞いてみた。
「俺は知らん」
「俺も知らねぇ」
「俺はじいさんが決めたと聞いた事がある」
結果ジンさんとリンクスは何の参考にもならなかった。
唯一ナイデルさんからはまともな答えが返ってきたけど、求めてる情報とは懸け離れている。
「何でいきなりそんな事聞くんだ?」
「とりしゃんのにゃまえつけるの」
「あーなるほどな!めっちゃ楽しそうじゃん」
「隊長も随分悩んでいたな」
「当たり前だろ。一生モンなんだから」
当然だと言うジンさんを見上げる。ノアという名前を貰ったあの日の事を思い出す。あの時の感動と喜びは今でも鮮やかに記憶に残っている。
「しぇきにんじゅうだいでしゅ」
改めて身が引き締まる。パパなんだから、しっかりせねば。娘達のために!
「まあ、気が済むまで考えればいい。けど、根を詰めすぎるなよ」
「あい!」
◇◇◇
調べ物をする時は図書室に限る。
僕のネーミングセンスについて、まあ、皆にどう思われてるかは理解している。自分を客観的に見る事が出来る大人ですからね僕は。ん?何かなその目は?何か言いたいことでも?おっと脱線するところだった。
名付けの定番といえば偉人にあやかることも多いだろうけど、残念ながらそのあたりの知識は当然ないし、参考になりそうな本もない。
さて、どうしたものか…
先日は更新出来ず申し訳ございませんでした
どうぞこれからもよろしくお願いします土下座
今日も読んでくださる皆様に感謝します
ありがとうございます!




