いよいよ!11 なんだかんだといいコンビ⋯やっぱちがうかも
ちょっとだけ編集しました
ここまでくれば正気を保って仕事に専念出来るだろうと、腕の縄も解かれたチャーリーさんはなんと器用に両手で同時に給餌をしている。すごっ!
両利きらしいチャーリーさんはたくさんある給餌器を巧みに操り、どんどんと雛さんに餌を食べさせている。
ベンジャミンさんが空になった給餌器にテキパキと餌を補充してくれる。そのおかげで僅かな時間も空けることなく給餌が進んでいく。
すごい連携プレーだ。なんだかんだと息が合ってるのは幼馴染だからなのか調教師としての積み重ねなのか。あえて言及することもないよね。うん。
そして30分程で全ての餌が無くなった。
スープ皿いっぱいにあった餌を平らげた雛さん達はぷっくらを通り越してどぼぼん!て感じにまで膨らんでいる。
生まれたばかりだというのに3匹とも表情が豊かに見えるんだから不思議だ。満足げな表情を見せるその姿は貫禄すら感じる。
「ごちそうしゃまでちたー!」
「いや、お前の台詞じゃないだろう」
僕のボケに即座にジンさんがツッコむ。僕達も息ぴったりだね!
キキッ!
キイッ!
アルベルトさんの肩に乗っているリスさん達も労ってくれてるかのように鳴いている。
「お疲れさん。しかしこんな小さい体でよく食うな」
「お疲れ様ノアちゃん。立派だったわよ。本当に信じられないわね。というか、破裂しそうで見てて怖いんだけど大丈夫なのこの子達?」
「心配ないともアルベルト隊長!今食べた分はこの後5時間ほどで消化吸収されて、また餌を強請るようになる!餌の量も問題ないようだ!このまま僕は雛鳥達の側で見守りを続けるよ!ノア君は明日の朝また来てくれるかな!」
「あい!」
くるるるる
「今度はお前の番だな」
結構な音量で聞こえたお腹の虫の鳴き声にいかにも可笑しいという風にジンさんが笑う。アルベルトさんとベンジャミンさんもだ。
「ノア君!君も雛鳥達のように、しっかりご飯を食べるんだよ!そして夜更かしをせずにたっぷり眠るんだよ!子供はそれが仕事だからね!」
「あい」
優しい笑顔で言うチャーリーさんは、いつものチャーリーさんとは本当に別人のようだ。子供を見守る大人としての愛情を確かに感じる言葉に胸がぽかぽかと温かくなる。
根は悪い人間ではないとベンジャミンさんは言ってたけど、だからこそずっと友人でいられるのかもしれない。そんな風に思った。
「ふふふふふふふ!ベイビー達!これからは僕がずっと側にいてあげるからね!安心して僕に身を任せるといい!」
「いい加減にしとけよチャーリー」
一気に通常運転になったチャーリーさんと、ピキリとこめかみをひくつかせるベンジャミンさん。
やっぱり友人じゃなくて調教師としての責任感かもしれない。
リスさんの存在が空気←
今日も読んでくださる皆様に感謝します
ありがとうございます




