こんにちは ひなちゃん
「うまれたー!」
すごい!すごい!産まれた!
1番最最初に顔を出したのは、殻の中でも元気いっぱいに動いていた子だ。あとの2つも、殻が割れてきている。
「がんばりぇ!」
パキ パリ ピシ
ピィ!
ピィ!
「うまれたー!バンザーイ!」
万歳三唱しているとズドドドド!と地響きが近づいてきた。そしてズバン!と勢いよくドアが開いた。
「ベイビー達!無事かい!?」
「パパしゃん!びょーしつではおしじゅかに!」
「はっ!すみません!先生、僕のベイビー達は!?」
「げんきなおんなのこでしゅよ!」
「おお!おお!会いたかったよベイビー達!さあパパに可愛いお顔を見せておくれ!」
「うるさい黙れ」
ゴズン!
「痛い!」
雛の誕生にテンションが上がって、お医者さんとお父さんみたいになってしまった。
そして、2人で盛り上がっているところに静かにベンジャミンさんが登場し、持っていた図鑑をチャーリーさんの脳天に振り下ろした。
重く鈍い音に一気に正気に戻りました。シンデレラの鐘の音にも負けないよ。効果はバツグンだ!
「ノア君も、少し落ち着こうか。あんまり大きな声を出すと雛達がびっくりしちゃうからね」
「あい」
穏やかな笑顔と手に持っている図鑑のコントラストが激しすぎ。温度差に風邪引いちゃいそう。ぷるり
「おいチャーリー、ぼさっとするな。雛の状態はどうなんだ」
「うん!問題なしだ!3匹とも元気いっぱいだな!」
立ち直るの早っ。振り返るとチャーリーさんはすでに孵卵器を操作して雛達の様子をチェックしている。
孵卵器の内側で雛達がピィピィと鳴いてるのが見える。
今更ではあるけど、雛が無事に孵ったことに感動が込み上げてきた。
初めて中庭で巣を見つけた時はどうなるかと思ったけど、こうやって無事に3匹とも産まれた。本当に良かった。
「みんなげんきー」
「本当だね。これが普通なのか?」
「いや、この雛達が特別なんだよ!元々成長の早い種類ではあるが、孵ったばかりでこれほど元気だとは僕も予想外だ!これなら給餌の用意もしておいた方がいいな」
「ぼくもおてちゅだいしゅる!」
「ああ!ノア君にしか頼めない重要なミッションがある!」
「ぼくにしかできない!?」
何それ!ワクテカしちゃうじゃないか!
「僕にあーんをしてくれ!」
…な、なんだって?
今話はちょっと短いですスミマセン…
タイトルをあかちゃんにするか迷いましたがひなちゃんに決定
今日も読んでくださる皆様に感謝します
ありがとうございます




