わくわくドキドキはるまつり!34
すみません、だいぶ編集しました
写真を撮ったあと、クリスさんはまた屋台へと戻って、ドミニクさんは休憩すると言って本部の方へ向かった。
ジンさんに抱っこされて、アルベルトさんと歩き回る。
何を食べるでもなく、何かをするでもなく。ただ歩いてるだけで楽しいのはやっぱりお祭りだからだよね!
お散歩とは全く違う雰囲気と空気がたまらないね!
いや、ジンさんとアルベルトさんは食べてるけどね。もりもりと。これ3周目だよ。本当に皆よく食べるよね。慣れたけど。
仲のいい人を見かけると一緒に写真を撮ってもらったり、ゲーム屋台で盛り上がる人を見守ったり、そうやって歩き回っていると、夕日が落ちてきた。
お昼の空と、夕方の空が混じり合った薄いピンクのような、薄紫のような幻想的な空に目が奪われる。もう少しすれば完全に日が落ちるだろう。
流石にちょっと疲れた。え?ずっと抱っこされてるのに疲れてるわけないだろうって?いやいや、世の中には気疲れとか遊び疲れとか色々ありますでしょ。それに高い場所でずっと同じ姿勢ってけっこう疲れるのよ。腰とか腰とか、あと腰とかね。
「ノアちゃんも流石に疲れたでしょう。本部へ行って少し休憩しましょう」
さすがアルベルトさん、言わずとも察してくれる。
だけど、その前に皆さん、アレをお忘れじゃないかしらん。
「アルねえしゃま、フルーちゅあめはー?」
「あらやだ!すっかり忘れてたわね」
ジンさんもそういえば、という顔をしている。
やだなぁ、ふたりともしっかりしてくださいよー。ん?お前も忘れてただろうって?そ、そんなことないよ。今さっき思い出したとか、そんなことないよ。ホントダヨ。
さあさあ、そんなことはもういいから!とっとと行きますよー!
◇◇◇
「いらっしゃいませノア君、ジン隊長、アルベルト隊長」
「エルしゃん!おちゅかれしゃまでしゅ!」
「ちょっとエル、アンタ昼で交代だったはずでしょ。なんで店番してるのよ」
「15分だけ変わって欲しいと言われまして。もうすぐ戻ってきますよ」
「そう。それなら、いいけど。やっぱりスケジュール通りにはいかないわね」
「ですが、思ったより混乱もありませんよ。紳士協定のおかげですね」
あの〜すいませ〜ん
「フルーちゅあめ…」
「ああゴメンよノア君。何味にする?」
「いちごくだしゃい!」
「アタシはオレンジにするわ」
「俺は葡萄を頼む」
あれ?ジンさん?僕とはんぶんこしないの?
「お前の苺と俺の葡萄、半分ずつ食えばいいだろ」
なんですって!?ジンさん!好き!!
「アタシともはんぶんこしてくれる?ノアちゃん」
「あい!」
アルベルトさんも!好き!!
ホタ◯の光って令和の読者様に以下略
今日も読んでくださる皆様に感謝します
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