表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

34/534

さわやか?なあさ

おはようございます。

昨日は夕食後すぐ寝落ちたせいか、いつもより早く目が覚めましたノア君です。


ジンさんはまだ寝てるので、起こさないようにそっとベッドから下りて少しだけカーテンを開けた。

今日もいい天気になりそう。

昨日は楽しかったなぁ。久しぶりのスイーツ作りに試食会。

この世界にスイーツはないみたいだけど、スイーツ作りが存分に出来る環境を用意するって神様は言ってたし、材料自体はきっと存在してるんだろう。

もしかしたら食材としては認識されてないのかもしれない。

その辺りはまあ後々考えるとして、しばらくはシンプルなスイーツを作っていこう。

卵や砂糖、粉、バター、生クリームといった基本的な材料はあるし、それだけで作れるスイーツもいくらでもあるしね。

とはいえ、イワンさんも仕事があるから、毎日突撃する訳にもいかないだろう。本当はしたいけどね。…いや、しませんよ?可愛くて賢いノア君ですからね。

だから暇を見てレシピをまとめたりするのもいいかもしれない。

ところでそろそろ僕のお腹の虫が鳴き出したのですが、ジンさんまだ起きないかなあ。


◇◇◇


少ししてジンさんも起きたので、身支度を整えて一緒に食堂へ向かう。

今日の朝ごはんはなんだろなぁ~。

鼻歌まじりに向かっていると、すれ違う人皆に手を振られた。グッジョブ!とばかりに親指を立ててる人もいる。しかもその内の何人かは怪我をしている。

はて?なにごとかしらん?

笑顔で手を振り返しつつ内心首を傾げているとジンさんがくつくつと笑いながら理由を教えてくれた。


「昨日作ったフレンチトーストとデザートコッペパンとフルーツサンドとあげパン、夕食後のデザートに出たんだが、惣菜パンのこともあって即座に争奪戦が始まってな。それは凄かったぞ。なんせ怪我人まで出たからな。今まではデザートといえばフルーツだったからな。これからもっと凄い事になるんじゃねえか」


なんと。さっきの怪我人さんたちはスイーツの奪い合いの果てに負傷したということですか。

僕が寝てる間にそんな珍イベントが起きてたなんて!惜しい物を見逃した。


「おじーちゃんとオリバーふくしょちょーもたべてくりぇたかな」


「ああ、所長と副所長の分は予め確保しておいて出してたぞ」


なら良かった。

怪我人が出るほど激しい争奪戦にあの2人が参加するところなんて見たくない。色んな意味で怖いよ。

今度からスイーツを作った時は僕が直接持っていこうかな。おじいちゃんと孫でほのぼのティータイムなんて素敵じゃないか。

そんなことを考えながら朝ごはんを食べた。うまうま。



例え大人でも、譲れないものがある。それは美味しい物!というお話でした。

皆様にとって譲れない食べ物ってありますか?

今日もお越しいただきありがとうございます

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ