わくわくドキドキはるまつり!13 がんばったでしょう
ちょっとだけ編集しました
『おおおー!』
「まあ、こんなもんだろ」
はい、予想通り全弾命中しました。
周囲から上げる驚きとちょっぴり怨嗟が混じってそうな歓声にも動じず澄まし顔のジンさん。ひゅー!かっこいいー!
「ほほう!なかなかやるなジン」
ドミニクさんも感心している。
いやいや、初見で難関の小リング半分命中させたドミニクさんも凄いのよ?分かってる?
「盛り上がってるわね〜」
「アルねえしゃま!」
あらら?いつの間に来たの?連絡なかったよね?
「ここが1番騒がしかったからすぐ分かったわ」
やだアルベルトさん、どうして僕が考えてることが分かったの!?
「うふふ、顔に出てるわよノアちゃん」
何ですって!?
はいはい様式美様式美。
しかしなるほど、そういうことでしたか。
確かに他の屋台と比べると、ここの盛り上がり方はちょっと違う。
「じゃアタシも小さいリングを貰うわ」
「あい、アルねえしゃま、どーじょ」
屋台のお兄さんから輪っかを受取りアルベルトさんへパスする。
「ありがとノアちゃん。いくわよ〜えいっ」
ガランガランガランガラン!
『ええええ…』
可愛い掛け声と裏腹に猛スピードで飛んでいった輪っかは見事に的に命中した。
しかもその衝撃で固定されてるはずの的がぐらぐらと傾いだ。
それを見ていたギャラリーはドン引きしている。ドミニクさんもちょっと目を丸くしている。
うん、まあ、なんとなくこの展開は予想していまた。
「よし!パーフェクト達成!」
可愛くガッツポーズをきめるアルベルトさんをやれやれといった顔で見ているジンさんも、同じことを考えていたんだろうなぁ。
「おめでとうございます。こちらが景品と交換できるチケットです。あちらのスペースで交換できますのでお好きなものを選んでください」
「ありがとー」
「さあ、景品を選びに行きましょう」
チケットを受取りるんるんとご機嫌なアルベルトさんに抱き上げられ景品が並ぶスペースへと移動する。
「はい、いらっしゃいませ〜。チケットを確認します!お二人はこちらの1等から選んでください。貴方は3等から選んでください。えーとノア君は…こっちの中から選んでくれるかな…」
気の毒そうな顔のお兄さんに示されたのは『頑張ったで賞』と書かれたボックス。
…うん、あとでゆっくり見させてもらいます。
先にジンさん達の景品選びをしましょうかね。
「ふわぁーいっぱいありゅ!」
「スイーツが公開されてから協賛や後援会が激増したからね。例年以上にあちこちから景品が提供されてるのよ」
「ノア様々ってことだな」
そう言われると悪い気はしませんな!
「ほお〜それじゃあノアに感謝して選ぶとしよう」
どうぞどうぞ〜僕はウインドウショッピングならぬウキウキ景品ウォッチングさせてもらいます。
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