スイーツかくめい☆チューチューごくごくバナナシェイク
コンコン
「はい、どうぞ」
「邪魔する」
「ジンしゃん!」
お腹の虫さんはバナナに機嫌をとられて静かにしてるから、お迎えの時間になってるの気付かなかったよ。
「準備は進んだか」
「ノア君のおかけで下準備はほぼ終わりました」
「そうか。お疲れさん」
ジンさんはそう言って頭を撫でてくれた。んふふ〜もっと褒めて撫でて〜
「ベンジャミンしゃん、おひるごはんいっしょにたべよー」
「うん、喜んで」
よしそれでは食堂へ行きましょう!
おっといけない!
「ベンジャミンしゃん、アレだしてくだしゃい」
「ああ、アレかい」
「なんだアレって」
「んふふ〜ちゅめたいスイーツのざいりょうでしゅ!」
ふっふっふっ。アレならイワンさんの手を借りなくても、僕1人で作れるからね!
ジンさんに抱っこされて秘密基地へ向かう。
「おひるごはんたべたらいっしょにちゅくろー」
「おう」
「うん」
というわけで、午後はジンさんとベンジャミンさんと一緒にスイーツ作りをすることに決定!
◇◇◇
ハイやってきました秘密基地!
ジンさんは慣れた手つきで自分のエプロンを着て手を洗っている。
ベンジャミンさんには予備のエプロンを貸してあげる。
ちなみに僕もエプロンを着ている。可愛いもの大好きなアルベルトさんが買ってくれたものだ。あと、テオバルトさんが作ってくれたものもある。そして着実に増え続けている。おっと話がずれた。
冷蔵庫を開けて、お昼ご飯の前に冷やしておいたモノを取り出す。
チョコバナナの下準備をしている時にでた、割れちゃったバナナたち。そしてクリスさん特製のソフトクリーム。
そう、今から作るのは
「バナナシェイクでしゅ!」
◇◇◇
用意するのはバナナとソフトクリーム、そして牛乳。
よく冷やしたバナナをボウルにドサッと入れたら、フォークでぐいぐいと押して粗く潰す。
あらかた潰れたら、ソフトクリームと牛乳と一緒にミキサーにかける。ギュワワー!
ハイ、これで
「バナナシェイクかんしぇー!」
「「おおー!」」
グラスに注いだら太めのストローをぷすっとさして
「いたらきましゅ!」
「「いただきます」」
チュ~〜〜ごっくん!
「おいちー!」
「美味い!」
「美味しい!」
バナナの甘みがしっかりと味わえる、まさに飲むアイス!うまー!
「美味い!美味すぎる!」
「美味しい!バナナの甘みが濃厚で凄く美味しい!」
んふふ〜大絶賛だね!ふたりともゴクゴクと飲んでる。
バナナもソフトクリームもまだまだあるし、たっぷり作れる。
隣のチーム用厨房で、お祭りスイーツの準備をしている人達に差し入れしよう。きっと喜んでくれるはずだ。
凍らせた果物で作るのも美味しいんですが、そこまで待てない短気な作者←
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