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まつりのためのそのに!7

ちょっとだけ編集しました

僕なりのかき氷の屋台の楽しみ方をプレゼンすると、皆納得してくれた。


「なるほど。そう言われればそうだな」


「そうね。この果汁氷は普通のかき氷の発展版だものね」


「うっし!じゃあ屋台は普通のかき氷で決定だな」


「何種類くらい用意しましょうか」


屋台で出すのが普通のかき氷に決まったところで、今度は何味を出すかで盛り上がりはじめた。皆楽しそうだね。けど仕事大丈夫?


「ふむ。ここから先はノア君とイワンとクリス君に任せた方がいいでしょう。私達はそろそろ戻りますよ」


オリバーさんの一言で皆仕事へ戻っていった。

ドミニクさんも、かき氷器を調整すると言って作業部屋へ行った。

イワンさんは食堂の方の仕事はあらかた済ませてきたから大丈夫だと言って留まっている。…あとで食堂に差し入れを持っていこう。うん。

さて、それでは第一回かき氷メニュー決定会議をはじめましょうかね。


「いちごとれんにゅーはマストでしゅ」


「オレンジもだな」


「彩りを考えるとベリーもいいですよね」


「なら、抹茶もだな。とりあえず今回は4種類にしとくか。トッピングはどうする」


「いちごは、ピューレと、れんにゅーと、なまのいちごがいいとおもいましゅ!」


「ならオレンジはキャラメルソースと果実にするか」


「ベリーも練乳と果実がいいと思います」


「なら抹茶は練乳とあんこだな。それぞれトッピングは固定しとくのが無難だな。その方がスムーズに提供出来るだろう」


「そうですね。氷を用意するのとトッピングをするのとそれぞれ何人くらい必要でしょうか」


ああして、こうして、それはそうして、と話を詰めていく。

会議はトントン拍子に進み、晩ご飯の前には話はまとまった。

フルーツ飴にチョコバナナ、たい焼きにベビーカステラにチュロス、綿あめにかき氷。これでお祭りスイーツは出揃った。

あとは特訓あるのみだね!くふふ


◇◇◇


「ねえ、アタシみたいに屋台やりたいっていう人今年は結構いるんじゃない?」


「今年からスイーツの屋台があることだしな」


「そうだな。例年なら希望者にそれぞれやりたい屋台手伝わせてたが、今年はそうもいかねえだろうな」


「おてちゅだいしたいひといりゅの?」


「ああ。コック中心ではあるが一部の研究員や所員も屋台側で参加してる。数はそう多くないがな」


「ジンとアタシのところは交代制だけど、それ以外は1日休みだから屋台と客と両方楽しみたいっていう人も結構いるのよ」


「つまみ食いできるって魂胆の奴がほとんどだがな」


やれやれと言いたげに肩をすくめるイワンさん。

ありゃーそれはちょっと甘い考えですな。


「とんでもなく忙しくなるでしょうし、非番の人間全員声かけてみたら?交代制にすれば人数集まるわよきっと」


「うちは確か…リンクスが非番だったな」


「アタシのところはガブリエルが休みだったはずだわ」


「じゃあその2人に声かけてみてくれるか」


「ああ。分かった」


「ええ、任せてちょうだい」


リンクスとガブリエルさんか。…なかなか賑やかになりそうだね。

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