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そらとぶかつぱん

「そんな面白いことになってたの?」


再び医務室にて。食堂での経緯を聞いたアルベルトさんのお言葉。


「ああ。料理長が絶賛するほどうまいパンって、盛り上がってな。えらい騒ぎだったぜ」


うん、確かに凄かった。パンと怒号が飛び交ってた。

楽しそうに、そしてどこか誇らしそうにも見えるジンさん。

僕の頭を優しく撫でてくれてるので、きっと勘違いじゃない。はず。多分。

イワンさんには革命だ!なんて言われたけど大袈裟だよね。元々サンドイッチがあったんだからいずれ誰かが思い付いたと思うけど。

予想以上の騒ぎになっちゃったけど、皆が喜んでくれてるんだから結果オーライだよね。

イワンさんにもめちゃくちゃ誉められたし、可愛いノア君の評判も広まったはず。くふふ。


「やだー、どうして呼んでくれなかったのよ!」


「無茶言うな。俺はもう行くぞ。ノア、土産渡してやれ。また夕食前に迎えに来るからな。頼むぞアルベルト」


おっとそうだった。お惣菜パンを幾つか包んでもらったんだった。


「あい。いってらっしゃいジンしゃん。アルねえしゃま、エルしゃん、おみやげでしゅ」


「まぁ!話に出てきたパン?わざわざとっておいてくれたなんて本当に良い子ねノアちゃん!ありがたくいただくわ」


「僕の分まで用意してくれたんだね。ありがとうノア君」


アルベルトさんにむぎゅっとハグされ、ガブリエルさんには頭を撫でられた。イケメン2人に挟まれて誉められるとか、ご褒美だよね。スリスリしちゃう。

僕は目の保養が出来て、2人は可愛いノア君を堪能出来る。ウィンウィンだね。ところで2人とも僕を愛でるのはそのくらいにして、どうぞ食べてくださいな。


「まぁ!美味しい!片手で持てるサイズでこのボリュームって凄いわね。それに一口でパンとお肉と野菜全部食べられるのもいいわ~」


「本当に美味しいですね。確かにこのサイズでこのボリュームはいいですね。それにサンドイッチよりもこぼれにくくて食べやすいです」


よかった。2人も気に入ってくれたみたい。静かに綺麗に、でも凄い早さで食べてる。

結構な量包んでもらってあったんだけどもう無くなりそう。

2人とも細いのによく食べるなあ。本当にこっちの人の胃袋どうなってんだろ。どっかの次元に繋がってんの?

2人が完食した後はお絵描きしたりお昼寝したりしてジンさんのお迎えを待った。

お昼寝で見たのは超巨大カツパンに乗って空を飛ぶ夢でした。



食べ方が綺麗な方は素敵だと思います。

皆様が好きなパンはなんですか?

今日も来て下さる皆様に感謝します

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