まつりのあとのまつり3
食堂へ着くと『関係者以外立ち入り禁止』と書かれた紙が壁に貼られている。
はいはーい僕たち関係者ですよー。
中に入るとテーブルが寄せられて、花瓶にお花が活けられている。
「ノア君、ちょうど良かった。そろそろ呼びに行こうと思ってたんだよ」
「クリスしゃん」
後ろを振り返ると、ワゴンを押すクリスさん。
どうやら僕たちが作ったスコップケーキとティラミスを運んでくれたみたいだ。
同時に厨房の方からイワンさんも出てきた。
こちらは紅茶やコーヒーなんかの飲み物を用意してくれたみたいだね。
コックさん達もカトラリーやグラスやナプキンなんかをてきぱきと用意してくれている。
「ふむ、私が最後でしたか」
お、オリバーさんも来てくれたね。
「副所長、ノアが無理を言ってすみません」
「新しいスイーツが食べられるなら何をおいても来ますよ」
ジンさんが(一応)保護者としての挨拶をすると、僕にウインクしてくれた。
オリバーさんてば意外とお茶目さんだわ。
そうこうしてる間に準備が調ったみたい。
「ふむ、乾杯の挨拶はノア君にお願いしましょうか。打ち上げの発起人ですし」
「それはいいな!いっちょ派手に頼むぞノア!」
オリバーさんとイワンさんにそう言われては断れませんなあ〜。
ということで、音頭をとらせていただきましょう!
それではグラス、ではなく、スプーンを手に持って
「みなしゃん、スプーンはもちましたか?しょれでは、かんぱーい!」
『かんぱーい!』
うおおおお!
うめぇぇ!
なんじゃこりゃぁぁ!
美味すぎるぅぅ!
乾杯直後に一斉にスコップケーキとティラミスに群がるコックさん達。
ざっくざっくと掘られてあっという間に無くなっていく。
わあ〜すご〜い(棒読み)
混雑を避ける(意訳)ため、各一皿ずつこっちに確保しておいたんだけど、正解だったわ。
クリスさんが丁寧に掬ってお皿に盛ってくれてる。
さてさて、ティラミスは気にいってもらえるかしらん。
「美味い!このティラミスとやら、今までのスイーツとはまた違った美味さだな!」
「コーヒーとチーズが合うなんて意外ですね!それに掬うケーキっていうのも斬新でいいですね。楽しいし、見た目が賑やかでより美味しく感じます」
「ふむ!これは美味しいですね。コーヒー味を楽しめるスイーツとは嬉しいですね」
よっしゃー!気に入ってもらえた!
オリバーさんも箸ならぬスプーンが止まらない様子。やったね!
「ありがとうな、ノア!」
「ありがとうノア君」
「ありがとうございますノア君」
『ありがとう!!』
「ふふ、良かったわねノアちゃん」
「あい!」
皆からお礼を言われて大満足の僕なのでした。えっへん
ベンジャミンさんのことを忘れてた←
けどまあいいか←
今日も読んでくださる皆様に感謝します
ありがとうございます




