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ハッピーバレンタイン1

「よち!じゅんびかんりょー!」


いよいよ本日、愛の日バレンタインでございます!くふふん!


◇◇◇


(キースしゃん、ちょっとないみちゅにおねがいしたいことがあるんでしゅが)


「ん?何だノア?」


(しーっ!しーっなの!)


(おお、悪い悪い。で、内密にっていったい何だ?)


(スイーツちゅくるのにおしゃけほちいの)


(酒ぇ?スイーツに酒使うのか?)


(あい。ちょびっとだけちゅかうと、おとにゃのあじになりゅの)


(ほおなるほどな。そういうことなら任せろ!)


(よろちくおねがいしましゅ!あ、こちらよろしければどーじょ)


(おお!初めて見るスイーツじゃねえか!いいのか!?)


(あい、どーじょおおさめくだしゃい)


(よっしゃあ!俺に任せろ!買ってきたらどこで渡せばいいんだ?)


(ぼくのひみちゅきちまでおねがいしましゅ)


(おう!分かった!)


◇◇◇


というわけで!僕がバレンタイン用に作ったのは、キースさんが買ってきてくれたお酒を使った生チョコです!いえーい!ドンドンパフパフー!

え?1人で火を使うスイーツ作りは出来ないはずだろって?

ふっふっふっ。ところが抜け道があるんだなーこれが!それが何かと聞かれれば!

ジンさんが僕のためにわざわざリクエストしてオーブンに付けた機能、飲み物温めであ〜る!

ちょっとずつチョコレートを加えつつ何回も温めることで、チョコレートが綺麗に溶けて混ざります!

キースさんが買ってきてくれたお酒はブランデーだった。

う〜んすごい香り!もともとお酒は飲まない派だけど、子供の鼻には更に強烈に感じる。へっぷし!

味見は出来ないから、慎重に慎重に少しずつブランデーを加えて混ぜる。

イワンさんやお師匠様なら、考えなくても感覚で出来そうだよねぇ。

僕はお酒を使ったスイーツ作りはそんなに経験がないから勘頼りになる。

う〜ん…うん、このぐらいでいっか。たぶん。

じゃ、あとはキュウちゃんよろしくね!

さ〜て、ちょっとひと息ココアブレイク。ほわぁ〜。

しっかり冷えたら、お次はカット。

秘密基地には包丁は置いてないけど、スケッパーがあるからもーまんたい!

くいっくいっとカットして、ココアパウダーをふ〜りふり。

出来上がった生チョコを透明な袋に入れてハートのシールをぺたっと貼ったら、僕から皆へのバレンタインチョコの完成!

うふふふふ〜皆喜んでくれるかなあ〜。


◇◇◇


今日は襟がフリフリの白いシャツに淡いココア色のカーディガン、チェック柄の茶色いズボン、茶色いベレー帽も被っちゃう。じゃじゃーん!これで全身茶色のチョコレートコーディネートかんせー!

それといつものリュックサック。今日はいぬさんです。

朝ご飯を食べたら秘密基地へ直行!ちょっと大きいバスケットにチョコレートを入れて、さあ準備は整った!いざ告白行脚へ!ん?なんか違うって?いいんだよ細かいことは!

まずは誰からいこうかなぁ〜

ようやく…ようやくチョコを配る話にたどり着いた…

自分はとっくのとうに買い漁ったチョコを食べ尽くしてしまったというのに


今日も読んでくださる皆様に感謝します

ありがとうございます

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― 新着の感想 ―
[一言] あれれ…… コレはキースさんが後で保護者一同様にキュッとされちゃうのでは?(๑•﹏•)
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