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きみたちのなは?3


「おうおうようやく来たか!」


「朝から元気だネ~リンクスは」


「…」


部屋にいたのは、ムキムキゴリマッチョなお兄さん、なんか胡散臭い雰囲気のお兄さん、ヒゲもじゃのお兄さん?おじさん?だった。


「早いなお前ら」


「噂のチビっ子に会えるのが楽しみでな!」


「本当に小さいネ~。3歳くらいかナ?」


「…」


皆さん僕に興味津々のようですね。ヒゲもじゃさんは表情がよく分かんない。


「じゃさっさと済ますか。ノア、ここにいるのは俺の部下だ。右からキース、フェイロン、ナイデル、それと副隊長のエリックだ」


ふむふむ。ゴリマッチョお兄さんがキースさん、胡散臭いお兄さんがフェイロンさん、ヒゲもじゃさんがナイデルさん、そしてさっきの先生みたいな人がエリックさんね。


「はじめまちて、キースしゃん、フェイよンしゃん、ナイデルしゃん、エリックしゃん。ぼくノアでしゅ。よろちくおねがいしましゅ」


ぺこりと頭を下げてきちんとご挨拶。もちろんスマイル全開で。第一印象大事!

名前を噛んじゃうのはご愛敬ということで。


「よろしくなノア。俺のことはキースでいいぞ」


「よろしくネ~ノア君。ボクのことはフェイって呼んでネ~」


「ナイデルだ」


「初めまして、ノア君。私はエリックといいます。よろしくお願いします」


キースさんとフェイロンさんは簡潔に自己紹介してくれた。

ナイデルさんは声の印象からすると意外と若いっぽい。

エリックさんは丁寧に挨拶してくれた。ますます先生っぽい。

リンクス?リンクスならまだ入り口で死んでるよ。放置されてるあたり日頃の扱いがうかがえるね。


「俺たちの仕事は、ざっくり言えば研究所周辺の見回りや、研究員の調査に同行する事だ。交代制で外の見回りと中での書類仕事で別れてるから、他の隊員はまた紹介する。お前には基本的には医務室かここで過ごしてもらう」


ふむふむ。なるほど。外仕事と中仕事があるのか。僕を拾ってくれた時は外仕事の最中だったのね。

ん?医務室かここか?


「ここでもおるしゅばんしゅるでしゅか?」


「ああ、医務室が忙しくなることもあるだろうしな。それに行動範囲が俺の部屋と医務室と食堂だけってのも考えもんだろ」


まぁ確かに。医務室も食堂も託児所じゃないんだから、預け先は多いほうがいいよね。

託児所…自分で言って微妙な気持ちになるな。

ま、いいか。可愛がってもらえる場所が増えたと思えば悪くない。むしろ僕の可愛さでこの研究所を侵略するであります!なんてね。


「取り敢えず今から医務室に行くぞ。昼になったらまた迎えに行くから、それまで大人しく待ってろ」


「あい。わかりまちた。キースしゃん、フェイしゃん、ナイデルしゃん、エリックしゃん、ありがとごじゃいました」


「待ってください隊長。ノア君、これをどうぞ」


ばいばいと手をふるとエリックさんに引き留められた。そして渡されたのはノートと鉛筆だった。


「何もすることが無いのは退屈でしょう。とりあえず今日はこれで我慢してもらえますか?」


お絵描き帳ゲットしました!ありがたい。いかに僕が食い意地張ってるといっても、お留守番中ずっとご飯の事だけ考えて過ごすのは無理がある。

ん?余裕だろって?そんなことはナイデスヨタブン。


「ありがとごじゃます!エリックしゃん!」


「どういたしまして」


満面の笑顔でお礼をいうとエリックさんはふんわりと笑った。

おお、なんかバックに花が見える。


「すまんエリック、助かる」


ジンさんもお礼を言うと今度こそ医務室へと向かった。

職場見学というわけでもありませんが、部下の皆さんとご挨拶。何度か名前だけ出てたエリックさんもきちんと登場しました。読者様に刺さるキャラが1人くらいはいればいいのですが。今日も来て下さる皆様、ありがとうございます

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